2018-01-01から1年間の記事一覧
唯物論者の「人生観・価値観」 唯物論者にとって人生とは、肉体生命が存続する間の物質世界での営みにすぎません。彼らは、死とともにすべてが消滅してしまう以上、一度限りの人生をできるだけ楽しく過ごさなければ損だと考えます。彼らにとっての”幸福”とは…
東洋の「天命」という言葉は、私の立場から言っても深い真理を表した言葉である。人間の寿命は天が決めているものだからだ。幼くして死ぬ者もいれば、百歳近い長寿を保つ者もあるが、これはすべて天の定めるところなのだ。 私は常に「人間は天国の種子だ」と…
われわれメンバーにとってはシルバーバーチは同席しているメンバーとまったく変わらない実在の人物である。 彼が常に訴えるのは理性であり、行いの試金石は動機であり、望みとしているのは自分を役立てることのみである。 慈悲の心と思いやりと理解力に溢れ…
神の美について 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 神の美について 1 王侯たちは大地に口づける、 大地は美をもたらすがゆえに。 神がその極上の杯から美をひとしずく、 埃まみれのこの大地に混ぜ合わせたもうがゆえに。 優しき恋…
真理は我らの裡に 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 真理は我らの裡に 1 木立は繁り枝には果実あふれ 蔓草は曲線を描いて緑に光り スーフィは一人、木陰に座す 瞼は閉ざされ、頭は膝の上に 瞑想の海深く沈んで動かない 何ゆえに…
霊界人は地上人のような、”脳”がないにもかかわらず、霊界で高度な思考活動をしています。この事実は”脳”だけが思考を可能にする器官ではないということを示しています。「霊的次元(霊体)に思考活動をする器官・精神活動をする器官がある」ということです…
「霊主肉従」と「肉主霊従」 私たちの心は、霊本来の意識(霊的意識)と、肉体に由来する本能的意識の二つから成り立っています。 地上においては、この霊的意識と本能的意識を”心の内容”として認識しています。 ところがこれら二つの意識の方向性は相反して…
霊界に入っても死を自覚せず、いつまでも生きていると錯覚している霊(自縛霊)の中には地上時代と同じように物質的・本能的欲望を追求し続ける者がいます。彼らは地上の本能的人間に働きかけて、間接的に肉体的快楽を味わったり、地上人をそそのかして悪の…
「この世にはなぜ苦しみが多いのでしょうか」と牧師が聞いた。 シルバーバーチは答えた。 「神の真理を学べるのは、苦難を通してのみです。苦しい試練の坩堝でもまれて、 人々は初めて、この世を支配している神の法則の真実を理解できるようになるのです」 …
愛と寛容は優しさからうまれます。 ───それと、真理に目覚めた者は寛大であらねばならないと思います。 「寛容性は霊性の神髄です。偏狭な信仰のあるところに霊性はありません」 ───寛大であれと言うのは結構だと思うのですが、現実の世界において何に寛大で…
今、あなた方が生活している世界の別の側面、肉眼に見えず肉耳にも聞こえない世界です。 今こうして存在しているのと同じ場所に存在しているのです。 死後、わざわざそこへおもむく必要はありません。 今いるところが霊界なのです。 それが感識できないのは…
その日の交霊会の終りに、最近一人娘を失ったばかりの母親からの手紙が読み上げられた。その手紙の主要部分だけを紹介すると─── 〝私は十九歳のひとり娘を亡くしてしまいました。私も夫も諦めようにも諦めきれない気持ちです。私たちにとってその娘が全てだ…
霊力に対する絶対的な忠誠心 万が一やる気を無くしたら 人間なら時には落ち込むことがあります 一 その時は一旦歩みを止めることです。 そしてそれまで、奇跡とも言える形で成し遂げられたことを振り返って、これだけのことが出来たのなら、これから先もきっ…
───死刑制度は正しいとお考えですか。 「いえ、私は正しいと思いません。これは〝二つの悪いことの酷くない方〟とは言えないからです。死刑制度は合法的殺人を許していることでしかありません。個人が人を殺せば罪になり国が人を処刑するのは正当という理屈…
霊の正貨 「いかなる分野の仕事にたずさわっていても同じことです。人に役立つことをす るチャンスは決して見逃してはなりません」 「サービスこそ霊の“正貨”であること、それが霊の唯一の財産であること、それ は天下の回り物であり、一人が独占すべきもの…
多くの人が誤った概念を抱いたまま霊界へ来る 死後、どれくらいたってから地上へ戻って来るのでしょうか? 「それは個々の事情によって異なります。 霊界へ来て何世紀にもなるのに、自分の身の上に何が起きたか分からずにいる人もいます。」 自分が死んだこ…
全人類は霊性において一つである 私たち霊界の者は、肌の色には全く関心がありません。 肌の色は肉体だけのもので、魂には色はありません。 黄色の魂、赤色の魂、黒色の魂などというものは存在しません。 魂は、その始源においては全てが同等です。 一人一人…
スピリチュアリズムにおける理性と神の実感の関係 肉体という物質の身体に覆われ霊(魂)が閉じ込められている地上人は、霊界人のように神を実感的に認識することができません。 神の実感と神の理性的理解が同時になされるというようなことは、ほとんどあり…
その日の交霊会の終りに、最近一人娘を失ったばかりの母親からの手紙が読み上げられた。 その手紙の主要部分だけを紹介すると─── 〝私は十九歳のひとり娘を亡くしてしまいました。私も夫も諦めようにも諦めきれない気持ちです。 私たちにとってその娘が全て…
お金は盗まれることがあっても知識は絶対に盗まれません。叡智も盗まれません。そうした貴重な真理は一端身についたら永遠にあなたのものとなります。 silver birch(2) 手にした霊的知識という杖が困難に際して支えになってくれます。その杖にすがることです…
生活 霊界での暮らしこそが我々にとって真の生活で、地上と同じように(といってもレベル・美質の点で段違いだが)家や庭園で暮らし、海や山などの大自然、動物や小鳥が存在する。 なぜなら元々こちらこそが実在の世界だからである(その感度はまるで違う)…
知は力なり 『ルーミー詩撰』 メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー 知は力なり 1 知識こそは、ソロモンの王国へ通ずる鍵である。 世界は肉体であり、知識はその精神である。 2 世界という器を、知識という水が満たしている。 知識の探求とは、何たる…
心配・不安・恐怖 (明日のことを思い煩うな) (霊界の先祖や肉親から守られるために) あなたが愛し、あなたを愛してくれた人々は、決してあなたを見捨てることはありません。 いわば愛情の届く距離を半径とした円の範囲内で常にあなたを見守っています。 …
(物的なものはいずれ朽ち果てる) 私にできることは永遠・不変の宇宙の原理・原則を指摘することだけです。 地上世界のことがすべて探求しつくされ、説明しつくされ、理解されつくしたあとに、なおかつ誰一人として完全に究めることも説明することもできな…
道徳的、知的能力 人間の善や悪の道徳性の根源はどこにあるのですか。 「それは、本人に宿った霊のもっている道徳性、それが根源である。その霊が清浄であればある程、その人間は善人の性質を示す」 -では、善人には善霊が宿り、悪人は悪霊が宿ったのも、そ…
私どもが教えんとしていること、 駆使しうるかぎりの力を駆使して示さんとしていることは、この宇宙が霊的法則によって支配された広大な世界であること、 そしてその法則は、人間みずから見えることより見えないことを望み、聞こえることより聞こえないこと…
138. 「交わる相手や仲間はみな“光り輝く存在”です」 シルバー・バーチのことばには、常に謙虚さが自ずから滲み出ている。交霊会の自己紹介でも、次のように述べたことがあった。 「私は全知識の所有者ではありません。霊的進化の終点まで到達したわけではあ…
************************************************************************************************ シルバーバーチのスピリチュアルな生き方 Q&A 崇高なる存在との対話 スタン・バラード/ロジャー・グリーン共著 近藤千雄訳 *************************…
(霊的真理は人の一生を一変させる) 私たちは何とかして地上の人々に霊的実相を教えてあげようとするわけです。 すなわち人間は誕生という過程において賦与される霊的遺産を携えて物的生活に入るのだということを教えてあげたいのです。 生命力はいわば神の…
投書(七)───今地上にはさまざまな病気で無数の人が苦しんでいますが、その人たちはみな過去世の過ちの償いをしているのでしょうか。そうやって苦しむ為に地上へ戻ってきているのでしょうか。 「苦難は生命進化の大道における不可欠の要素です。では苦難の…