全人類は霊性において一つである
私たち霊界の者は、肌の色には全く関心がありません。
肌の色は肉体だけのもので、魂には色はありません。
黄色の魂、赤色の魂、黒色の魂などというものは存在しません。
魂は、その始源においては全てが同等です。
一人一人が、あなた方人間が神と呼んでいる大霊の表現なのです。
霊的観点からすれば、地上のいかなる民族の間にも障壁はありません。
障壁があるとすれば、それは地理的なもの、物質的なもの、人間が勝手にこしらえたものばかりです。
皮膚の色とか国家の違いは、いかなる意味での優越性も生み出しません。
優越性は、サービスと霊性の開発と熟達度によって決まるのです。
私たち霊界の者は、地上人類を一つの霊的大家族と見ております。
全体を一つにつなぎ止める、霊的な絆があることを実感しております。
そのこと、すなわち
全人類は霊性において一つであるということを知らねばなりません。
地上生活の目的は、人のために役立つことをする……つまり、お互いが助け合うということ、そして、そうした生き方の中で霊的に、精神的に、そして物質的に、あらゆる束縛から解き放たれることです。
いかなる形にせよ、束縛されるということは、いかなる原理に照らしても間違いです。
シルバーバーチ最後の啓示