真理との邂逅 高級霊のメッセージ   

  「わたしは生命である」神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり神は生命である。 心身の神癒 第6話6 *****あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現しつつあるのを認めることである。私の中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。

本の整理をしていたら、ずいぶん昔の本が出てきて、マーカーペンで書かれていた箇所を記す事にした。

四月十九日~二十日

 

本当に変な眠りだった。夢ばかり見ていて夢の後で私は震えた。だがそれがまったく思い出せない。夢は見るそばからどんどん記憶から消えて行ってしまった。

両手をしっかり組み合わせた。起きてそうしているとそれはまるで手と手、指と指がぴったり押しつけられ合っているみたいだった。主が神の加護によって私の祈りを聞き届けてくれるという意味だったろう。次に幻像の中にカール王が初めての戦いで敗れる様子が浮かび出て来た。その幻像は眠っているものでも醒めているものでもトランス状態でもない状態の中で起きたのだった。そしてつぎには王はサクソン人との二回目の戦いで勝利をおさめた。これは神の恵みによって私が闘いを克服したことを示し、キリストの血の功徳が私を助けてくれたこと、私の研究目的が達せられるだろうということを意味していた。私は内なる神をすっかり眼ざめさせた(注=この意味はよく理解できない)神は感謝と賞讃に価する。

 

我は我ものならず

我は確と信ずるなり

汝、神よ、汝は我を汝が所有物となし

我が命ある限り我を汝が所有物となし

汝はかくして我を支え、我を強めるなり

 

 

この日は私はひどく強い「試み」に惑わされた。だからイエス・キリストのことを考えてもそこには神を恐れぬ考えがすぐに湧いてくるのであり、どうやっても自分にはそれを抑える力はないのだ。私は自分を打った。だが、この日ほど生き生きとした勇気が感じられた日はなかつたのも本当だった他の日のように落胆しているとか、心が臆して傷つけられた気になっているとかいったことは全くなかった。「試み」は今までで一番強かった。しかし、神が私に強い信仰や信念を与えてくれていて、キリストの加護と盟約も与えてくれた。だから私はそこで信仰の働きに気付かされた。

この勇気を持って私は悪魔と相対し、彼に腹を立てていた。彼とは私は信仰という名の武器で闘った。このことから正しい信仰の効果なるものがよくわかる。それは理屈やあれこれという議論抜きにわかるのだ。

だが、これも神の恵みによってだけそうされるのだった。もし、こんなことが前に起きていたら、私は恥じいったり当感したりしたことだろう。だが、私は自分自身が主の手の下から、逃げ出そうとしたことで彼の気持を害したのではないかと心配だ。そのことには私は心からへり下って許しを乞うだけだ。全身が血に染まったカール十二世が出て来たのは多分そのことを表わしていたに違いない。

 

 

                                                                         

                                                                                        夢日記」68p

 

 

 

 確=たしかなようす、しっかり、はきり。

 

 

 

 

                              巨大霊能者の秘密

                    =スウェデンボルグの夢日記=

                                                今村光一訳・解説

 

 

ところで本書の原本夢日記は巨大な天才であり、かつ霊界探究者としての彼を知るためのもっとも貴重な文献と評価されている。『夢日記』は彼の死後九十年も経った一八五九年に発見されスウェーデン国立図書館の所蔵となった。しかしもともと公表するために書かれたものではない。あくまでも彼の私的なメモだった。そしてそれだけに『夢日記』の中には、天才、霊界探究者、超能力者としての彼の心の秘密があます所なく語られている。

 『夢日記』は彼が五十四歳当時の千七百四十四年約一年間の日記でこの時期を境にして彼は全く違う人間〝変身"する。それまでの科学者、哲学者、そして政治や技術といった学問の実務の世界の人から超能力者、霊界探求者に"変身"したのであった。だから『夢日記』のなかには生涯を大転換させた彼の心の中の事情が随所に書き残されている。そしてそれが我々の興味をひきつけて離さない。又『夢日記』では我々にとってもっともわかりにくい霊との交流の様子や超能力の秘密も語られている。こんな文献は確かに他に例がない。だから『夢日記』は彼を知るためばかりでなく人間の心の秘密を探る文献としても貴重でかつ興味深いものになっている。

                               

                                                                                                          はしがき抜粋

 

 

 

 備考、

 

この本を読んでいたころは、意味が解からなかったが、今になって・・・

この、文章は、私にとって、非常に意味のある文章になっている。

やはり、奇跡としかいいようがない。

赤裸々に自分の心の中を書いている私的メモ。

時空が共鳴したようだ。

 

感動以外に言葉がない。

 

あなた様の探求の参考になれば、これ以上の幸せはありません。

 

謙譲へりくだって、父に(神)に感謝します。

                                                                                                      蒼氓。

 

 

 

 

 

 

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