霊界の太陽は生命と秩序の基礎
「われ、いまは霊界の太陽のことを汝に語らん・・・・・太陽はわれら霊にとりては神の如きものにして霊界のすべての基礎は太陽にあり、霊界は太陽によりて存在するものなれば、われ、これを詳しく語らん」私が最初に霊界に入ったとき、胸の高さにあって動かない太陽に驚いたことはすでに記した。
「すべての生あるもの生命の原始と連なることによりて初めて生命あり、その生命継続しうるなり。原始と連ならずして生命あるものなし。霊界の霊すべて太陽に連なりてその永遠の生を受くるものなり・・・・・」
彼はこう強調してから、太陽のことについて話し始めた。
霊界の太陽はその光で霊を照らし霊にものを見せ、またものを考える理性の基礎となっている。
その熱は霊たちに生命を与えている。そして霊界の太陽は霊流という流れも霊界全体に放っていて、これは霊界の秩序を保つ一方、霊の霊的能力の基礎になっている。
この霊流の存在こそは霊界と自然界(この世)の性質をまったく相違したものにしてる根源にほかならない。
霊流には二種類あってひとつを直接霊流、
もうひとつを間接霊流という。
直接霊流は太陽から各世界、各団体の個々の霊に直接注がれ霊的能力の基礎となっている。
間接霊流は太陽から放たれたのち上世界をへて中世界へ、中世界をへて下世界へと流れ込む。
また各世界の霊はそれぞれの世界に流れ込んだ間接霊流も直接霊流と合わせて受けとっている。
間接霊流はこのように霊界全体の各世界、各団体とすべての個々の霊をつなぎ、それらすべてお秩序づけているものだ。
もし間接霊流がなければ、霊界はばらばらに分解し存在することすらできなくなるだろう。
霊界の太陽は霊の生命と霊界の秩序の基礎なのだ、先ほどでてきた団体の中心霊の力の基礎はこの霊流だし、また霊界の変わった礼儀もじつはこの霊流の流れを乱さないためのものである。
第2章 霊界で私は何を見てきたか 85p
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