真理との邂逅 高級霊のメッセージ   

  「わたしは生命である」神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり神は生命である。 心身の神癒 第6話6 *****あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現しつつあるのを認めることである。私の中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。

霊界の光景は、霊の心がつくり出していた

 

霊界の光景は、霊の心がつくり出していた  

霊界では、それぞれの国や団体のレベルによって街や住居などの貴賤、美醜にも段階的な違いがあり、最上階の天国の霊は、言葉にもできないような美しい街、美しい住居に住み、地獄の霊たちは悪臭を放つ汚い場所に住んでいる。

 

あるとき、私は霊の世界の美しくて大きな庭園に招き入れられたことがあった。庭園内には樹木が植えられ、散歩道もあった。私は前にも同じような庭園に招かれたことがあったので、「このような庭園をどうやってつくるのか」と霊に訪ねてみた。

 

霊は次のように答えた。

 

「この庭園は、われわれの“考え”で造ったものだ。

 

霊の世界では、われわれがこのようなものがほしいと考えれば、その“考え”によって樹木でも道でも風景でも、形になって現れるのだ」  

 

はじめはこの答の意味がよくわからなかった。

 

しかし、今の私にはよくわかる。つまり、

霊の世界は表象の世界なので、こんなことができるのだ。

 

人間でも、心は顔の表情に現れるこれも表象の一例だが、表情そのものは物質ではない。霊の場合は、この表情に相当するものが形なのだと思えばよい。  

 

さらに、霊たちはこのように言ったのである。  

 

われわれが心でつくり出すものは、すべて実在のものだ。人間の世界にあるもののほうが、むしろ幻のようなものなのだ」  

 

霊界では、ロンドンに似た街に行ったこともある。街の様子はどう見てもロンドンそのままの感じだった。不思議に思ったので、霊たちにその理由を尋ねてみた。すると彼らはこう答えた。  

 

「ここはイギリス人だった者ばかりが集まっているのですよ」  

 

そういえば、私は霊界でアラビア人や中国人、オランダ人など、多くの民族のグループに会ったことがある。またいろいろな宗教を信じていた者のグループにも会ったことがある。  

また、氷の世界や、霊たちが裸で暮らしている団体、泥棒の団体なども見た。氷の世界は、家の外がみな氷ばかりだった。ただ、ここの霊たちはこんなことを言っていた。

 

「私たちは悪霊の害は受けませんよ。彼らには、ここの寒さがかなわないからです。悪霊が来ても、寒さに驚いて逃げていきます」  

これとは反対に、暑いところもあるようだ。  

 

霊界では、高い天国ほど高い山の上などにあり、地獄は沼や地下にあるのが普通である。

 

                

                霊界ーⅡ

                 

      E・スウェデンボルグ・著  今村光一・訳 中央アート出版社  

 

 

 

          

           



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