では以下、具体的にいろいろな例を挙げてみよう。まず地獄のことから話をはじめよう。
これには利己主義者、強欲者、権力亡者、犯罪者などなどいろいろな人間がはいるのは想像のとおりである。
人間の汚れた欲望には限りがない。その欲望も種々雑多だ
からそれに見合って地獄も大繁盛(?)せざろを得ない。
私がそれほど程度のひどくない地獄でよく見た光景は、他の霊を押しのけても天国に入ろうといつも焦っている霊たちの姿だった。
彼らのことを天国の霊に私はたずねてみた。
すると答えは
「あの連中は人間だったときに、いつも他人の上に立ちたがっていたのだ」という返事だった。
彼らは霊の世界でも自分よりも恵まれた者たちを羨望したりするのがつねで、この羨望やそねみゆえに地獄にいるのだということであった。
羨望やそねみも自己を中心とする感情なのはいうまでもない。彼らも「天の理」を主として、それに従うのではなく自己を主とする蜘蛛の巣が好きな人間であった。
続、スウェデンボルグの霊界の手記
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備考、この様な霊はどこにでもいるのではないでしょうか?。
蒼氓。