(どこまでも上には上があり際限はありません)
あなた方からシルバー・バーチと呼ばれている私は、無限に広大な霊界の知識のほんの一部を代表しているに過ぎません。
あなた方がさらに進歩を遂げていけば、私よりも偉大な指導者たちが私を使って、もっと高度の知識と智慧をあなた方に伝えるようになります。
もうこれでよいという最終段階はありません。
これで完全だということもありません。
あなた方は進歩していき、私もまた進歩します。
私よりも高位の霊たちの話では、その彼らよりさらに高位の霊たちがいて背後から支えてくれているということです。
どこまでも上には上があり、際限はありません。
もし終着点というものがあって、そこに到達できるとしたら、創造の営みもそこで止まってしまうからです。
何百万年もの長い時間をかけて、人類は現在のように肉体を進化させてきました。
ゆっくりと少しずつ、低きから高きへ、進化し、成長し、土くれから大空へと伸び上がってきたのです。
徐々に獣性は捨て去られ、神性が顕れ始めました。
いまのあなた方のような肉体に成長するまでに、いったい何百万年かかったことでしょう。
しかもまだ、その成長は終わってはいないのです。それと同じように、あなた方は、自分たちの魂の成長にも、何百万年もかけていくことになるのでしょうか。