第二話
『・・・・・・しかして声、天より来たれり』
1
わたしの講話はありのままに記録されるので、わたしの語ることは覚えやすくなる。話したことを全部記録しておくのは難しいし、言葉の背後にある意味を(聞く人の)心に伝えるのも難しい。しかしよく注意をすればおのづと理解できるものである。
わたしの語る言葉は永遠の真理に満ちているため深遠である。
2
或る説明のできないものを心に伝える唯一の方法は(それを解く)鍵を与えることであって、それにより(意味を把握し)ドアーを自分で開くことができるようになる。
これが(聖書にある)『・・・・・・声、天より来たれり』(ダニエル書4-21)という聖句の意味である。
3
天とは何かの場所ではなくて神の意識である。あなたたちは何を意識しているか暫く考えてみるがよい。ただ自分自身のことだけを意識しているのか、外部のことを意識しているのか、目に見え耳で聞こえるものを意識しているのか。それとも内なる声を意識しているのか。
この内なる声は自分自身の存在を啓示しようとして、かつ又その強大なる力をあなたたちの生活の中で啓示しようとして、待機している。
4
先週われられがここに集ったとき、わたしは、無限なるものーー
わたしがあなたたちに話した生命と愛とーーは
人間の感官の観念を遥かに超えていることを明らかにした。
しかし又神は超大にして神秘であるとともに
柔和で高ぶることをしない。
神はあらゆる空間を満たしあらゆるものを創造り給う。
この一切に遍満する生命を意識するようになるとき、
それは、魂のいと高き、またいと高き欣求に答え給う、
なぜならば愛は愛自身を満たすからである。
5
この愛こそ世に存する唯一の力である。
このことを徹底的に把握したとき、あなたたちはもはや恐怖れることはない。
愛は無限者おん自らの中心泉より流れ、
いと低きものよりいと高きものにいる一切のものの中におん自らを表現し給う。
それは鉱物より大宇宙に存するいと高き天使に至るまで、あらゆる界層の万象を貫き流れる。
心身の神癒 : 主、再び語り給う
M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳
霞ケ関書房, 1972
奇跡の御言葉に有り難く感謝します。
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まぎれもなく、真実であります。
山崎弁栄聖者