真理との邂逅 高級霊のメッセージ   

  「わたしは生命である」神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり神は生命である。 心身の神癒 第6話6 *****あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現しつつあるのを認めることである。私の中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。

第九話 11~15 第九話 1~50 奇跡の言葉

 

         奇跡の言葉

 

          

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11

 

神の他に存在しているものはない。

 

従って神が無限なるためには神は無限の空間に充ち満ちていなければならない。

 

故に神はわたしの中に生き、わたしは神の中に生き、又神はあなたたちの中に生き、あなたたちはわたしの中に生きていなければならない。

 

かくてわたしたちは無限なる神の中において共に一体なのである。

 

12

 

これらの条件なくしては神がその本性において無限なることはできないのである。

 

故に何故にも分離はないのである。

 

これが今あなたたちにわたしの告げる真理である。

 

わたしを見た者は父なる神を見たのである。

 

13

あなたたちは今の今父なる神の中に在り、父は又あなたたちの中にまします。

 

そしてわたしと同じように

 

この真理の中に意識的に入ることができるのである。

 

このことを告げるためにこそわたしは再びやってきたのである。

 

まことにあなたたちに告げるが、「わたしと父とは一体である。

 

 

14

わたしが同胞(きょうだい)原著者を通してあなたたちに話しているこれらの言葉は、注意深く学習できるように、書き取られつつある。わたしはこれらの言葉をその奥義が啓示されるように語っている。

 

あなたたちに理解させるには多くの繰り返しが必要である。

 

 

15

 

これらの言葉について深く瞑想することによってあなたたちはその奥の意味を悟り、かくして真理、あなたたちの内部の中心の力である真理を外に現すことができ、従って外におけるあなたたちの身体の全細胞が真理を宣言するであろう。

 

 

 

 

               心身の神癒 : 主、再び語り給う                                                                                                                               

                         M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳                                                                                                                                                                                                   

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                                                                霞ケ関書房, 1972   

  

                                                                                

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備考、

 

 奇跡の言葉以外に、言葉がみつからない。

 

 

                         蒼氓

 

 

 

   

  

          

第九話

~吾を見し者は父を見たるなり~

わたしの祝福、わたしの平安はあなたたち一同の許に留まる。わたしを信ずる者はわたしではなく、わたしを遺わし給うた方を信じているのである。わたしを観る者はわたしを遺わし給うた方を観ているのである。

1 この言葉は意義深く真実である。しかし分離を超越した者にしか理解はできない。

2 わたしを見た者は父を見たのである。真理のこの驚くべき表現を理解する人のいかに少いことか。この真理の表現が理解されると父なる神が啓示され、理解した魂は、本人を取り巻く外側の闇の〔届かぬ〕彼方に置かれるようになる。

3 あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現(あらわ)しつつあるのを認めることである。わたしの中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。この事も又あなたたちは悟らなければならない。

4 父により、父を通して、わたしが生きているのは、父を完全に認知し、何ものにもこの悟りの邪魔をさせなかったからである。わたしが父をあなたたちに現わし示している間、父がわたしに代ってい給うのである。

5 これまでこの真理をわたしは幾度となくあなたたちに繰り返してきたので、あなたたちはようやくそれを理解し出してきた。真理はくり返しによってのみ心の中に根づき、成長し、成熟する。

6 目では見ることのできない真理を、わたしはくり返しによってあなたたちに与えることができる、内なる霊覚(ヴィジョン)によってのみ真理は啓示されうるからである。

7 外に隠されているものは肉眼では見えない。内なる霊覚によってのみ理解される。この内なる霊覚が天(インスピレーション)啓によって真理を知るのである。

8 魂が高揚するにつれて真理即ち神の意識が、あなたたちの中に生きているみ霊としての御自身を啓示する。

9 身体を生動させているみ霊のみが唯一の生ける力である。天上天下にそれ以外の力はないのである。天上天下のあらゆる力がわたしには与えられているとわたしが云ったのは、この認識があればこそである。

10 われわれはすべて久遠なる全一体の中に生存している。あなたたちの意識がこの久遠なる全一体を自覚するようになれば、あなたたちはわたしのこの言葉の持つ巨大なる力を把握することができる。即、曰く、「わたしを見た者は父を見たのである」。今ならあなたたちにもそれが理解できるか、今ならその意味を完全に把握することができるか。あなたたちはわたしを見た時父を見たのである。

11 神の他に生存しているものはない。従って神が無限なるためには神は無限の空間に充ち満ちていなければならない。故に神はわたしの中に生き、わたしは神の中に生き、又神はあなたたちの中に生き、あなたたちはわたしの中に生きていなければならない。かくてわたしたちは無限なる神の中において共に一体なのである。

12 これらの条件なくしては神がその本性において無限なることはできないのである。故に何処(どこ)にも分離はないのである。これが今あなたたちにわたしの告げる真理である。わたしを見た者は父なる神を見たのである。

13 あなたたちは今の今父なる神の中に在(あ)り、父は又あなたたちの中にまします。そしてわたしと同じようにこの真理の中に意識的に入ることができるのである。このことを告げるためにこそわたしは再びやってきたのである。まことにあなたたちに告げるが、「わたしと父とは一体(ひとつ)である」。

14 わたしが同胞(きょうだい)〔原著者〕を通してあなたたちに話しているこれらの言葉は、注意深く学習できるように、書き取られつつある。わたしはこれらの言葉をその奥義が啓示(わか)るように語っている。あなたたちに理解させるには多くの繰り返しが必要である。

15 これらの言葉について深く瞑想することによってあなたたちはその奥の意味を悟り、かくして真理、あなたたちの内部の中心の力である真理を外に現すことができ、従って外におけるあなたたちの身体の全細胞が真理を宣言(あかし)するであろう。

16 世界には独力でこの〔真理の〕発見をした男女が居り、それ以来〔彼らにとって〕すべては順調に行っている。彼らは急がなくなった。〔人生の〕旅は終っ〔て、ゴールに達し〕たからである。

17 自分が父の家の中に居り、その家の中にはあらゆる人々のためにすべてのものが豊かに備えられていることを認識した時、あなたたちは父の食卓の前に坐り、その饗宴に与(あずか)るのである。

18 これが真の理解(さとり)の秘訣、即、意識が意識自身に気付く、意識がすべてのものを創造(つく)り、太初(はじめ)にそうであったように今もなお〔万物万象として〕顕現しつつあり、未来永恒に変わらぬ神のみ霊(たま)であったことを自覚するようになること、である。

19 あなたたちも又このことを発見した以上、もう父の家では他所者(よそもの)ではないのである、父の家においてわたしがあなたたちと〔一体(ひとつ)〕であり、あなたたちの為に証(あかし)をするからである。

20 わたしはあなたたちと〔一体〕である。神の分霊(キリスト)は父の一人子、天上ならびに地上における唯一無二の生ける神の意識、智慧英智そして愛なるみ霊であることを、あなたたちは知らないのか。父のあらゆる特質が子を通して現れる。父が御自身の中に生命を持ち給うように、子にも子自身の中に同じ生命を持つことを許し給うたのである。

21 わたし(神我〔アイ・アム〕)はあなたたちの魂の中に宿るみ霊である。わたしがあなたたちと偕(とも)にあることをあなたたちは知らないのか。この事を認めればあなたたちはすぐにわたしの許(もと)に来ることができるのである。遙か離れた処にいる誰かに祈ることをやめよ、わたしが手や足よりも近くにいるからである。

 

参考。

 

 仏教といえばお経をイメージされるのではないでしょうか?経典は数知れずと七千余ともいわれてます。皆さまが耳にされたことのあります「般若心経(摩訶般若波羅蜜心経)」は何となく知っていることと存じます。

 と、弘法大師のお言葉、「般若心経秘鍵」に記されております。仏様というと、どこか遠いところにおられるように感じるのではないでしょうか?しかし、上記のお言葉(夫 仏法遙かに...)は、仏様の教えや存在は遠いところにあるのではなく、自身の中にいつも在るのだと教えてくださっております。(悉有仏性)仏心を開花させるために修行をすれば皆、仏様の境地を感じ、生きることの楽しさが増し、豊かな人生を送れます。1200年の時を経た現代でも弘法大師の御教えは数多く仏教を超えて様々な分野で活かされております。

 

 


22 わたしは又、あなたたちがわたしの名で求めるものは何であろうと父はそれをあなたたちに与え給うと、云ったことがある。わたしはあなたたちより離れているのではなく、あなたたちと偕にあることを知るがよい。祈る時、わたしの云ったことを信ぜよ、そうすればあなたたちは見い出すであろう、得たりと信ずれば求めるものを得るであろう。

23 あなたたちは、もはや、見よ、それは此処にある、見よそれは其処にある、と云う〔て右往左往する〕ことはないであろう、天国が自分の中にあることを知っているからである。

24 あなたたちは久遠の家(ホーム)の中にいる、それはまさしくあなたたちがこれまでもずっと常にいた処なのである。ただそれを意識しなかった大である。あなたたちの愛する人々との別離というものはないのである。

25 霊的なるもの、真実なるものの中には分離はない、あなたたちが肉体の状態で感ずるような別離はないのである。霊的なものの中には、より大いなる一体があり、それが実在を更に一層多く啓示する。

26 肉体の状態の中に無智は住みついているのであって、その無智のために魂が恐怖にとり憑(つ)かれている。世を照らす光りが肉体意識の中で輝かなければならない。その光りは自己が実在になることを知っている意識の中に永住する。

27 父は子の中にまします、父と子の裡(うち)なる生命は同一の生命だからである。

28 わたしがあなたたちのところにやってくると、あなたたちの抱(だ)いている分離感が感じられる、しかしそのような分離のないこと、空間と時間の観念には何らの真実性のないこと、をあなたたちに告げるためにわたしはやって来たのである。

29 これを把握することが、各人に顕現(あらわ)れているみ霊に与えられたあらゆる力の秘訣である。

 

書記の註 目には見えない〔霊〕人達に向かって―

 

 

30 キリストの話しを聴くために此処に集ってきているあなたたちの多くが、此処地上でわたしの廻りに集ってきているこれらのわたしの弟子達の知人なのであるが、この弟子達も又あなたたちが嘗(かつて)は地上に住んでいたことを知っている。〔霊界たると現界たるとを問わず〕生命は〔一貫して〕同じであることを今ではあなたたちも知っている。あなたたちは多くの人々が信じ込んでいるように死んだのではない。

31 嘗(かつ)てあなたたちは死への肉体的恐怖の中に住(じゅう)していたが〔実際には〕死ななかった、反ってこれまで以上に遙かに元気であり、且又、あなたたち一人々々の中に宿る神我(キリスト)の生命力に意識的に目覚めるにつれて今後も更に一層元気であり続けるであろう。

32 前にも話したように、わたしの話はこの界層〔地上〕で聞かれているだけではなく、意識のあらゆる界層でも聞かれている。しかし〔意識の各界層といっても実は〕それは一つの意識〔神の意識〕であり、一つの意識がすべての中に顕現(あらわ)れているのである。悉皆(すべて)がつながり合って一体となっているのである。なぜなら、み霊、即、父はあらゆる界層に顕現してい給うからである。

33 今わたしの廻りにいる人々は死という経過を体験してはいないがあなたたちと同様にやはり重要な人物であることがあなたたちにも解るであろう。わたしとわたしを遣わし給うた方を信ずることによって彼らは既に死より久遠の生命に移ったのである。

34 このことを明確に把握すれば、あなたたちはもはや制約という誤った考え方にしがみつくことはない。観よわたしは生きている者、死を通過した者である、観よ、わたしは更に永遠に生きている者である。

35 肉を信ずる者はすでに死んでいるのである。しかし神のみ霊が自分の中に宿っていることを真に信ずる者は久遠の生命と平安との中にある。これが神我であり、その神我が、わたしを見た時は父を見たのである、と語るのである。

36 再び云う、わたしを死者より挙げ給うた父はあなたたちの裡にも宿り給い、わたしを挙げ給うたようにあなたたちを挙げ給うであろう。

37 あなたたちは肉に負うのではなく、神のみ霊によって生きているのである。故にあなたたちは神の息子であり、娘なのである。

38 今や人類の意識が掻き立てられつつある。至る所で真理が、あらゆる幹や枝に生命を送る樹液のように、湧き上りつつある。

39 全人類に浸透しつつあるこの真理という樹液は、すべての生ける魂の中に生存する神我なる生命という真理であり、それは分離のないことを啓示している。

40 宇宙における生きとし生けるものはすべて愛(ラブ)と生命(ライフ)という唯一無二の源泉より発し、ありとしあらゆるものすべてがその存在をこの本源に負う。

41 古き絆(きずな)は破れ、古き死せる教条は崩れ行く。樹の枝にも似て、それは樹液すなわち生命なくしては生きていることはできない。

42 全人類がより高き思想の界層に挙げられつつある。わたしはあなたたちの中に在って、これまでもろもろの無益な言葉や独断の造り成せる虚空を満たす。故にあなたたちはもはや虚妄にしがみつくことはない。

43 もはや遙かなる神なるものを説く者達に聴くことをやめよ、吾が裡(うち)なるみ霊に耳を傾けよ、そこにこそ真理は宿る。

44 もしあなたたちが他人の信じていることによって縛られているならば、すでにその繋縛(けばく)は否定のしようもない。わたしはその繋縛を解くため、あなたたちを自由にするために来たのである。わたしは唯一無二の生ける神という真理、あなたたちの中にいます生ける神という真理、を与えることによってあなたたちを自由にする。神生き給うが故にわたしは生きている。神はおんみずからの中に生命を宿し給うが故に子の中にも生命を宿すことを許し給う。

45 自分が神と一体であるとの知識、それを意識し自覚することが、あなたたちの全面的救いである。これが自由への開かれた扉(ドアー)である。

46 これまでのあなたたちの心は外からの誤った考えを詰め込まれ、かくて聖なる内奥、即、唯一の実在を閉ざしていたのである。

47 あなたたちが他人の云うことを闇雲(やみくも)に信じたり、他人の信じていることを丸呑みすれば、模倣者にはなっても考える人にはなれない、従ってあなたたちは束縛されているのである。

48 像を拝めばもはや自主的に考える力を失っており、自分の拝んでいるものが自分の思考を破壊する。なぜならば、その人は無智の中に迷い、自己の裡に宿る唯一無二の生ける神という真理を見ることができないからである。

49 あなたたちは気づいていないが、わたしからの、そしてお互い同志の、更にまた神からの分離感がこれまでのあなたたちの大きな敵なのである。

50 これまで多くの人達が――人間は神の家の外にいるのであって、その中に入るには何か或る〔特別の〕ことをしなければならない、とあなたたちを信じ込ませてきた。しかし、わたしはあなたたちに告げるが、あなたたちは既に神の家の中に居るのである。あなたたちはこの真理に目覚めなければならないのである。