私はその朝、あることについて考えごとをしていた。気分は平静で仲のよい友人と談笑
しているみたいにいい気分でいた。私の周辺に霊はおらず、私は、いってみればごく普通の精神状態にいた。
すると突然、状況が変わり、霊が私に話しかけ始めた。霊は
「今お前が何を考えていたのかわかる」などどといった。そして「なぜわかるのか?」
と私がたずねると「わかるはずだ。いまお前にそんな考えをさせていたのはこっちだからだ」と答えた。
私は注意してよく見た。すると霊はひとりではなくたくさん私の周囲にやってきていた。
「霊たちはこのようにたくさんの者が集まってひとりの人間の考えに影響を与えたりすることもある。」
普通これはわれわれには見えない。しかし、比喩をつかっていえば目に見え筋肉の動きの背後には目に見えないたくさんの神経繊維の働きがからんでいるのと同じで、人間ひとつの考えの背後には多くの霊がからんでいることも多いものなのだ。
続スウェデンボルグの霊界からの手記 今村光一抄訳・編
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注釈、
親愛なる読者諸君、今私が、こうやって、書いていることも何がしかの霊が、霊的真理を知らせるために書かせているのかもしれない。霊的真理を知るきっかけになれば、これ以上の幸せわないです。有難うございます。
蒼氓。
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