真理との邂逅 高級霊のメッセージ   

  「わたしは生命である」神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり神は生命である。 心身の神癒 第6話6 *****あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現しつつあるのを認めることである。私の中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。

第九話1~20 奇跡の言葉。

 

             

         奇跡の言葉

 

 

 

 

第九話

       ~吾を見し者は父を見たるなり~

 

 

 

 

 


わたしの祝福、わたしの平安はあなたたち一同の許に留まる。わたしを信ずる者はわたしではなく、わたしを遺わし給うた方を信じているのである。わたしを観る者はわたしを遺わし給うた方を観ているのである。

1 

この言葉は意義深く真実である。しかし分離を超越した者にしか理解はできない。

2 

わたしを見た者は父を見たのである。真理のこの驚くべき表現を理解する人のいかに少いことか。この真理の表現が理解されると父なる神が啓示され、理解した魂は、本人を取り巻く外側の闇の〔届かぬ〕彼方に置かれるようになる。

3 

あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現(あらわ)しつつあるのを認めることである。わたしの中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。この事も又あなたたちは悟らなければならない。

4 

父により、父を通して、わたしが生きているのは、父を完全に認知し、何ものにもこの悟りの邪魔をさせなかったからである。わたしが父をあなたたちに現わし示している間、父がわたしに代ってい給うのである。

5 

これまでこの真理をわたしは幾度となくあなたたちに繰り返してきたので、あなたたちはようやくそれを理解し出してきた。真理はくり返しによってのみ心の中に根づき、成長し、成熟する。

6 

目では見ることのできない真理を、わたしはくり返しによってあなたたちに与えることができる、内なる霊覚(ヴィジョン)によってのみ真理は啓示されうるからである。

7 

外に隠されているものは肉眼では見えない。内なる霊覚によってのみ理解される。この内なる霊覚が天(インスピレーション)啓によって真理を知るのである。

8 

魂が高揚するにつれて真理即ち神の意識が、あなたたちの中に生きているみ霊としての御自身を啓示する。

9 

身体を生動させているみ霊のみが唯一の生ける力である。天上天下にそれ以外の力はないのである。天上天下のあらゆる力がわたしには与えられているとわたしが云ったのは、この認識があればこそである。

10 

われわれはすべて久遠なる全一体の中に生存している。あなたたちの意識がこの久遠なる全一体を自覚するようになれば、あなたたちはわたしのこの言葉の持つ巨大なる力を把握することができる。即、曰く、「わたしを見た者は父を見たのである」。今ならあなたたちにもそれが理解できるか、今ならその意味を完全に把握することができるか。あなたたちはわたしを見た時父を見たのである。

11 

神の他に生存しているものはない。従って神が無限なるためには神は無限の空間に充ち満ちていなければならない。故に神はわたしの中に生き、わたしは神の中に生き、又神はあなたたちの中に生き、あなたたちはわたしの中に生きていなければならない。かくてわたしたちは無限なる神の中において共に一体なのである。

12 

これらの条件なくしては神がその本性において無限なることはできないのである。故に何処(どこ)にも分離はないのである。これが今あなたたちにわたしの告げる真理である。わたしを見た者は父なる神を見たのである。

13 

あなたたちは今の今父なる神の中に在(あ)り、父は又あなたたちの中にまします。そしてわたしと同じようにこの真理の中に意識的に入ることができるのである。このことを告げるためにこそわたしは再びやってきたのである。まことにあなたたちに告げるが、「わたしと父とは一体(ひとつ)である」。

14 

わたしが同胞(きょうだい)〔原著者〕を通してあなたたちに話しているこれらの言葉は、注意深く学習できるように、書き取られつつある。わたしはこれらの言葉をその奥義が啓示(わか)るように語っている。あなたたちに理解させるには多くの繰り返しが必要である。

15

これらの言葉について深く瞑想することによってあなたたちはその奥の意味を悟り、かくして真理、あなたたちの内部の中心の力である真理を外に現すことができ、従って外におけるあなたたちの身体の全細胞が真理を宣言(あかし)するであろう。

 

16

世界には独力でこの(真理の)発見をした男女が居り、それ以来(彼らにとって)すべては順調に行っている。彼らは急がなくなった。(人生の)旅は終っ(て、ゴールに達し)たからである。

 

17

自分が父の家の中に居り、その家の中にはあらゆる人々のためにすべてのものが豊かに備えられていることを認識した時、あなたたちは父の食卓の前に坐り、その饗 宴にあずかるのである。

 

18

これが真の理解(さとり)の秘訣、即、意識が意識自身に気付く、意識がすべてのものを創造り、太初にそうであったように今もなお(万物万象として)顕現しつつあり、未来永恒に変わらぬ神のみ霊であったことを自覚するようになること、である

 

 19

あなたたちも又このことを発見した以上、もう父の家では他所者(よそもの)ではないのである、父の家においてわたしがあなたたちと(一体)であり、あなたたちの為に証をするからである。

 

20

わたしはあなたたちと(一体)である。神の分霊は父の一人子天上ならびに地上における唯一無二の生ける神の意識、智慧英智そして愛なるみ霊であることを、あなたたちは知らないのか。父のあらゆる特質が子を通して現れる。父が御自身の中に生命を持ち給うように、子にも子自身の中に同じ生命を持つことを許し給うたのである。

 

 

 

 

               心身の神癒 : 主、再び語り給う                                                                                                                                          

                         M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳                                                                                                                                                                                                                   

                                             霞ケ関書房, 1972   

 

 

       

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