心身の神癒より
第三話
~キリストは汝の裡なる生命なり~
1
神我(キリスト)の声の及ぶところ、それは広大である。それは遠く又近くに及ぶ。遍在するからである。いずれにあれ、父なる神のいます処わたしも又そこにいる。いずこにあれわたしのいる処、父なる神常にわたしとともにおわします。
2
全能なる神のみがおわしまし、それが全てである。存在するものにして神によらざるものなく、又、その子、神我を経ざるものはない。これこそが大いなる真理である。
3
世界の平和は神我の中に宿っており、すべての人々の魂が神我なる生命に気づき、父なる神の愛と美と力と智と強さとを顕現(あらわ)すことを待っている。
4
父なる神のみが生き給い、しかも神は愛であり、智であり、平和であり、唯一無二の実在であるというこの真理を認識し、把握することによって、それが自然と発露してそれ自身を顕現していくようにしさえするならば、あなたたち全員の裡には常に平安と愛とが変わることなく存在しつづけるであろう。
5
神我の力は、先ずそれに気づき、次にそのことを完全に把握し、静寂の時間(複数)を割いてその間に主たる汝の神の臨在を一層自覚するようになることによって、涵養(かんよう)される。
心身の神癒