自分が果たしてどの程度の人間か、どの程度進化しているかを自分で判断することは、今のあなたには無理なことです。
判断を下す手段をもち合わせないからです。人間は霊的視野で物を見ることができません。
四六時中物的視角で物事を考えているために、判断がことごとく歪んでおります。
魂への影響を推し量ることができない。そこが実はいちばん大切な点です。肉体が体験することは魂に及ぼす影響次第でその価値が決まります。
魂に何の影響も及ぼさない体験は価値がありません。霊の力を無理強いすることは許されません。神を人間の都合の良い方向へ向けさせようとしても無駄です。神の摂理は計画ど通りに絶え間なく作用します。
賢明なる人間ー叡智を身につけたいという意味で賢明な人間は、摂理に文句を言う前に自分から神の無限の愛と叡智に合わせていくようになります。
そうした叡智を身につけることは容易なことではありません。身体的、精神的、霊的苦難が伴います。
この三つの要素のうちの二つが絡むこともあれば三つが全部絡むこともあります。霊性の開発は茨の道です。苦難の道を歩みつつ、あとに自分だけの懐かしい想い出の標識を残していきます。魂の巡礼の旅は孤独です。
行けば行くほど孤独さを増していきます。
六章 役に立つ喜び 110p
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悟りの道に近道はありません。
代りの手段もありません。安易な道を見つけるための祈りも儀式も教義も聖典もありません。
いくら神聖視されているものであっても、そんな出来合いの手段では駄目なのです。
師であろうと弟子であろうと新米だあろうと、それは関係ありません。
悟りは悪戦苦闘の中で得られるものです。それ以外に魂が目覚める手段はないのです。
私がこんなことを説くのは説教者ズラをしたいからではありません。
これまでに自分が学んだことを少しでもお教えしたいと望むからにほかなりません。
六章 役に立つ喜び 112p
悟りは苦しみの中から生まれるのです。
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メッセージ、 最近、私が感動した言葉です。
苦しみなくして、栄光なし。黒田投手がヤンキース時代、練習着に刻んでいた言葉。
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*1耐雪梅花麗、雪に耐えて梅の花麗し
(ゆきにたえて ばいかうるわし)
*1経霜楓葉紅(しもをへてふうようあかし)
霜を経て楓の葉はいっそう鮮やかに紅葉する。
人も苦しい時期を経て大成するという意
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