動機さえ正しければ何をやってもかまわないというわけにはいかないというわけです。
一口に「法則」と言っても肉体を支配する法則もあれば、精神を支配する法則もあります。
人間は、自分はもうダメだという段階に至るまで、そうゆう法則に気づかないから厄介なのです。
それはなぜかと言いますと、人間と宇宙の真実の姿を知らず、
この世はすべて”物”と”カネ”であると考えているからです。
しかし、そうした苦しみの末に、いつかは真実に目覚める時がやってまいります。
自我の意識が芽生え、内在する神性が目覚め始めます。
これも実は神の因果律の働きの結果なのです。
つまり、苦しみが大きければ大きいほど、目覚める知識も大きいということです。
神は宇宙で最も優秀な会計係と考えればいいでしょう。
収支のバランスをきちんと合わせ、使途の配分に一円の狂いもありません。
あなたは受け取るに値するだけを受け取ります。
多すぎることも少なすぎることもありません。
その価値判断は、あなたの霊的進化の程度を考慮した上で行われます。
地上ではごまかしやお目こぼしがきくかもしれませんが、
霊的なことにかんするかぎりそれはそれは絶対ありません。
大自然の法則は完璧です。
その背後には神の無限の愛と叡智が働いております。
私たちはその働きを知っているだけです。
「原因があれば結果があり、その結果が新しい原因となって、また次の結果を生んでいく」という法則です。
その間に何者も介入することは許されません。偶然もありません。幸運もありません。ただ法則があるだけです。
法則は絶え間なく機能し、変化することもなく、人為的に変えることもできません。
法則の中から都合のよいものだけを選ぶこともできません。
絶対なのです。
神とはすなわち法の極致であり、法の枠であり、いかなる力、いかなる情実をもってしても動かすことはできないのです。
第2章 絶対不変の法則~因果律 一部抜粋
古代霊は語る シルバーバーチの霊訓より
近藤千雄・編
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3:23 大切なのは魂の進化です
4:29 因果律は魂の進化のためにあるのです。
5:08 環境が厳しいほど魂が強くなる。
優しいし声ですね。
あれは祈りだよ。」 と、清六さん(賢治の弟)は話していたそうです。 短い生涯、理念の実現にむけて休むことを知らずにひたすらにたたかいつづけた賢治さんは、闘病生活のさなかにあっても果敢に思考を繰り返しました。残された一冊の手帖にあったこの「祈り」の言葉は、今もわたしたちのこころを揺さぶります。