健康によい食品:茶色い炭水化物
今回は健康によい食品として「茶色い炭水化物」です。前回と同じく『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』からです。茶色い炭水化物とは何でしょう。簡単に言うと精製されていない炭水化物で、全粒粉、大麦、オート麦、ライ麦、キヌア、玄米、雑穀類、そば粉などがあげられています。逆に精製されている炭水化物とは小麦粉=パン、パスタ、ラーメン、うどん、白米を指しています。
海外での78万人の解析で一日に70gの茶色い炭水化物を摂っている人たちは ほとんど摂取しない人たちに比較して死亡率が22%も低かったそうです。この茶色い炭水化物は心筋梗塞などの動脈硬化による病気、糖尿病のリスクを下げることがわかっているそうです。著者いわく、白い炭水化物と糖はほぼ一緒であると書いています。
私たちにとって主食のほとんどがよくないと言うことに驚きです。この本に書いてあることはかなり厳しくて、一日2杯以上の白米から糖尿病のリスクが増え、白米はできる限り減らした方がいいとのことです。なかなかできることではないかもしれませんが、対策としては白米を玄米に、パンやパスタなどは全粒粉から作られているものに変えるということでしょう。この本の著者も、主食が白米であるという概念を変えるのがよいでしょうと述べています。
我が家でも現在は玄米や麦を導入しています。とはいえ、パンやパスタも大好きですし、昨日はラーメン食べてしまいました・・・。美味しいものほど体によくないというのは本当ですが、もう少し頑張らなくてはいけません。
健康に良い食品:オリーブオイル・ナッツ
世界保健機関(WHO)の外部組織である国際がん研究機関(IARC)
はこのほど、ハムやベーコン、ソーセージなどの加工肉を、「人に対して発がん性がある」とする「グループ1」として正式に指定した。
IARCは、牛や豚、羊などの赤肉も、「人に対しておそらく発がん性がある」とする「グループ2A」に分類した。
この結論は、800件を超える疫学調査の分析を、22人の専門家でつくる委員会が審査して得られたもので、結果は『Lancet Oncology』誌で発表された(購読には無料登録が必要)。
分析には、さまざまな国や民族、食生活にわたるデータが含まれているため、「偶然や偏り、混同などで説明されるとは考えにくい」と述べられている。
関連性が最も顕著に表れているのは、「加工肉の消費量」と「結腸がん」との関連だが、加工肉は胃がんとも関連付けられている。
これを裏付ける証拠のひとつとして、委員会では2011年のメタ分析結果を引用している。これは、日常的に摂取する加工肉を50g増やすごとに、人が結腸がんになる相対リスクは18%高くなると結論付けたものだ。
さらにこの調査では、日常的に摂取する赤肉を100g増やすごとに、人が結腸がんになる相対リスクが17%高くなることもわかっている。
証拠が限られているため、赤肉とがんとの相関性に関する委員会の結論は、「おそらく」発がん性があるという表現にとどまっている。ただし、結腸がんのほかに、すい臓がんや前立腺がんとも相関性があることがわかっている。
肉とがんとの関係については、そのメカニズムに関する強力なデータがある。塩漬けや燻製などの肉の加工方法によって、ニトロソ化合物や多環芳香族炭化水素などの発がん性化学物質が形成されるのだ。
焼く、揚げるなど高温で赤肉を調理した場合も、ヘテロサイクリック芳香族アミンなどの既知の発がん性物質や、その疑いがある物質が形成される。
TEXT BY BETH MOLE
TRANSLATION BY MAYUMI HIRAI/GALILEO
同分析によると2023年に、国内加工食品市場は、22兆9422億円(17年比1.4%増)、うち冷凍食品市場は、1兆7298億円(同7.3%増)と、堅調な伸びが予想されるとしている。2019/07/22
世界の加工肉市場規模は、2022年に5678億米ドルに達しました。 今後、IMARC Groupは、2023年から2028年の間に5.7%の成長率(CAGR)を示し、2028年までに7874億米ドルに達すると予想しています。 加工肉は、複数の添加物で改良・強化された食肉製品を指す包括的な用語です。