こんにちは、
みなさん、甘いものは好きですか?
疲れたりストレスを感じたりすると甘いものが欲しくなる、甘いものが止められない という人は砂糖依存症かもしれません。
砂糖を摂取すると、血糖値が上昇します。すると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌され、低血糖状態になります。低血糖状態になると、砂糖を欲するようになります。
また、砂糖を摂取すると、脳の中でドーパミンやセロトニンなどの脳内伝達物質が分泌されます。これらは、人に幸福感や癒しを与える性質があり、「砂糖を食べると幸せを感じられる」状態が続くと、脳はこの快感がクセになります。そのため、
砂糖には麻薬のような依存性があるといわれています。
砂糖は甘いお菓子や飲み物だけでなく、パンやスープ、清涼飲料水、調味料にも含まれています。砂糖は五大必須栄養素のひとつで、体にとってなくてはならないものですが、過剰摂取が問題です。WHO(世界保健機構)は「
1日の砂糖の摂取量をエネルギー総摂取料の10%未満に減らす、5%未満(1日25g程度)にすると更に健康効果は増大する」と発表しています。
コーラー500mlには約50gの砂糖が含まれていて、これは角砂糖約15個分です。
砂糖をたくさん摂ると、むし歯や糖尿病になりやすいというのは、みなさんご存知だと思いますが、冷え性やうつ病、骨粗しょう症の原因にもなります。
糖質は消化されるときにブドウ糖になり、エネルギー源になります。
この消化のときにビタミンB群やカルシウムが必要です。これらは、体温の維持、食べ物の消化、脳を正常に働かせるために重要な栄養素です。
甘いものをたくさん食べると、体内で糖分を消化するためにビタミンB群やカルシウムが大量に使われます。
砂糖の過剰摂取でビタミンB1が不足状態になると、脳神経がエネルギー不足になり、すぐにイライラしたり、興奮したり、落ち込んだり、緊張しやすかったり、気持ちが不安定になります。
また、慢性的なカルシウム不足になると、若年者でも骨粗しょう症になる可能性があります。
最近「糖化」という言葉が注目されています。「糖化」とは、糖質が体内のたんぱく質と結びついて、細胞などを老化させる現象です。
お口の健康、身体の健康、いつまでも若々しくいるために、バランスの取れた食事をし、砂糖の摂取頻度や量に気を付けたいですね。
参考、
AGEの怖さを知りました。
参考、
揚げ物、加工肉、果糖。注意。
コラーゲン線維は皮膚を構成するタンパク質としてよく知られていますが、実は血管もコラーゲン繊維で出来ています。
アメリカの内科医ウィリアム・オスラー博士は、「人は血管とともに老いる」という言葉を残していますが、確かに血管は人体を健康に保つうえでもっとも大切な働きをしています。
血管が老いるとカラダも老いますが、実はその背後にもAGEが存在します。
全身は60兆個を超える細胞の集まりですが、血管がその1つひとつの細胞に必要な酸素と栄養素を送り届けています。万一血管が詰まって血液の流れが止まると、その血管が必要な酸素と栄養素を届けていた細胞はたちまち死んでしまいます。血管の老化現象としてとくに恐れられるのは、「動脈硬化」。心臓から血液を全身へ運ぶ動脈が硬く脆くなった状態で、それによって起こる一連の病気は「動脈硬化症」と総称されています。
動脈硬化の多くは、「アテローム(粥状)硬化」と呼ばれるタイプ。厚くなった動脈の内部に、アテロームという固まりが生じるのが特徴です。
AGEは2つの仕組みで、アテロームによる動脈硬化を進行させます。
動脈硬化の最初の引き金になるのは、血液中に増えすぎた悪玉コレステロールの血管への蓄積です。
血管に蓄積した悪玉コレステロールは、AGEによる悪玉修飾を受けます。
悪玉修飾を受けた悪玉コレステロールは、処理をするために出動したマクロファージに摂り込まれて「泡沫細胞」となります。この泡沫細胞がアテロームをつくったり、動脈の内側を厚くしたりするのです。これが第1の仕組みです。
もう1つ、AGEには血管に対する直接的な悪影響もあります。
血管の内側にある「血管内皮細胞」には、AGEをキャッチするアンテナ(受容体)があります。この受容体にAGEが結合すると、動脈硬化を進め炎症反応がおこります。
動脈硬化が進行し、アテロームという固まりが大きく成長したり、それが破裂して血管内に血の固まり(血栓)が生じたりすると、血管が詰まって血流がストップします。脳の血管が詰まると「脳梗塞」、心臓の「冠動脈」という血管が詰まると「心筋梗塞」を引き起こします。