かくして人類は、自由意思があるがゆえに、この地上にありながら”自分の地獄”ないし”自分の天国”をこしらえることになります。
日常生活において高層階と波動が繋がった生き方をしている人間は、死後、その階層へ赴くことになります。
イエスの言う”多くの館”のある界です。
そこは特別の界ではありません。正常な普通の人間なら誰しも住まうことのできる世界です。この自由意思が果たしている意義についてシルバーバーチはーーーー「人間を支配しているものに相反する二種類の力があり、それが常に人間界で葛藤を繰り広げております。一つは動物の段階から引き継いできた獣性、もう一つは大霊の息吹ともいうべき神性を帯びた霊力で、これがあるからこそ、人間も永遠の創造に参加することができるのです」「その絶え間ない葛藤の中で、そのどちらを選ぶかは各自の自由意思に任されております。こちらの世界に来ると、それが獣性による罪悪を克服し内部の高等な属性を発現させるための絶え間ない努力、つまり、完全性へ、光明へと向かう道程での葛藤、粗野な要素を削ぎ落とし霊という名の黄金がその輝きを見せるまで鍛えられ、純化され、精錬され、試されるための葛藤において、各自がそれをどう受け止めるかは、当人の自由意思に任されているということです」
第6章 完全な因果律 144p
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備考、獣性をならべく抑制しながら、神性、霊力を発揮できるように努力する、すなわち霊性の向上になる。
霊主肉従の努力です。
******************************************************************* 人間の霊性の進化は野獣性から始まった
進化の一番の指標が、残忍性にでるのです。
あなたも、かつては動物だったのですよ。 シルバーバーチ5巻