34
あなたたちがわたしの名において父に求めるものは何であれ、父はそれで以てあなたたちを祝福し給う。これは約束である。
神我が神の一人子、あなたたちの中にある唯一無二の存在する力、であることを知った上で求めるがよい。
それはあなたたちの中で御自身を顕現し給う父御自身である。
わたしはあなたたちの中に、あなたたちはわたしの中に、そしてわれわれは父の中に、ありとしあらゆるものが父の中に、
而してまた父がありとしあらゆるものの中にいます。
35
父の祝福はわれわれの理解の及ぶところではない。
父の愛は、あらゆるものの為になるように、常にその強大なる力を発現しておられる。
36
嵐が来ると愚かなる人々は嵐の渦によって吹き飛ばされるが、胸(ハート)の清純らかな人々は父の一人子たるキリストの中に深く根を下ろしている(から安全である)。
37
わたしはこれらの真理を声に出してあなたたちに話しているが、それは、わたしの話を記録し、それをあなたたちが
熟読玩味して更に一層啓蒙されんがためである。
38
(わたしの)声を聞けばあなたたちの魂は掻き立てられ、
わたしが生きているという真理を認めるようになる。
わたしは生命である。
あなたたちがいま今生きているように、
わたしもあなたたちと偕に生きていることも、あなたたちは知るであろう。
そしてあなたたちも又わたしのように成るであろう。
39
わたしは、多くの人々があなたたちに信じて貰いたがっているように、
あなたたちから離れているのではない。
わたしに至る道はあなたたち自身の胸(ハート)を通ずるものである。
わたしはあなたたちの中に宿っているからである。
40
世は外界の妄想によって目を眩まされ、
多くの人々が混乱している。
彼らは自分の中にある生来の力によって自分自身の混乱を造り出してしまっている。
41
人は五官の妄想に目を眩まされている。
しかし内在のみ霊の内なる働きが内在の神の分霊を展開しつつある。
五官の妄想が消え去るのも遠くはないであろう。
42
今日世界で起きている出来事は人類の裡なるみ霊の湧きあがる動きによるものである(26)。
心身の神癒
じゅくどくがんみ 意味
文章をしっかりと読んで、その意味を落ち着いてゆっくりと考えて味わうこと。
「熟読」は文章を繰り返し読んで、意味を十分に考えること。
「玩味」は食べ物の味をしっかりと感じながら食べるという意味で、文章の深い意味を読み取って味わうこと。 「熟読含味」とも書く。