第十四話
至高ーこの上なく高いこと、最高
28
神我は人類として顕現した神の久遠の子である.このことを把握した時、あなたたちは肉体の中にありながら、およそ能う限りの至高のものに到達することができる。
29
肉体の中で生きていると肉体の影響が認められるが、このような影響は悪いものではなく、物事について深い理解を得る手段なのである。
30
あなたたちはそういう状態から成長して行くのである。それは丁度一粒の種子が地中に植えられると、成長し、花を開き、やがて又種子を生み出すようなものである。神のみ霊も又あなたたちの中でそれと同じことをなし給う。それは必滅、有限の状態より本来の不滅、久遠の状態へと成長する。
肉体の中の生命はあらゆる生命全体より決して分離してはいないのである。
31
わたしの云ったことをよく学ぶがよい、そうすればあなたたちの目からベールが取り外されるであろう。
人の子はあなたたちの分離信仰を克服すべくあなたたちと共に待期している。
32
神我の中には自由がある。その神我は神の久遠の子として人類の中に生きている。この巨大いなる力はありとあらゆるものを調和させて一家族とし、各人全員の中にあるみ霊はその存在の本源を認識するようになる。
33
このことの認識の中に自由がある。内なるものは外なるものに表現れるのであって、これが、貴人の御意志が天におけるが如く地にも行われんこと(の真実義)である。
心身の神癒
マクドナルド・ベイン著者