6
その本当の意味が解らなければ『吾、実在の中に在り』という言葉は出せない。”i am"
という言葉の意味が解って始めて、あなたたちは力の言葉を学び取ったことになるのである。『わたしは生命である』。神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり、神は生命である。
7
故にわたしの霊はあなたたちの肉の身に生命を与え、感官という悪魔はあなたたちの(真我)に屈服するであろう。
8
自分の裡に宿り給うみ霊の内在力、という真理にあなたたちを盲目してきたのは、常にこの感官という悪魔であった。
9
感官は物事を外側から示して見せるが、神のみ霊は真理を内側から啓示し給う。この真理を身につけていないと、人は無力である。
10
肉の感官は物事を外から見るだけであり、しかも見たところのものの実相を知らない。ただ知能だけによって推理するのみである。それは霊感を受けない。もともと霊感は内部より来るものだからである。
心身の神癒 : 主、再び語り給う
M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳
霞ケ関書房, 1972