真理との邂逅 高級霊のメッセージ   

 「わたしは生命である」神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり神は生命である。 心身の神癒 第6話6 *****あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現しつつあるのを認めることである。私の中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。この事も又あなたたちは悟らなければならない。心身の神癒 第9話3

霊界における「唯一・共通の宗教」とは

 

では、霊界の宗教とは、具体的にどのようなものなのでしょうか。ここでは霊界の宗教について、もうすこし詳しく見ていきます。「シルバーバーチの霊訓」等の高級霊界通信を通じて、霊界では全ての人間(霊)が共通の宗教を信じ、共通の信仰対象を持っていることが明らかにされています。さらにその共通の宗教の内容も、具体的に示されています。霊界における「唯一・共通の宗教」の内容を要約すると、次のようになります。

 

霊界では、大霊である、「神」が唯一の信仰の対象になっています。地上の多神教宗教のように多くの神々を信仰対象にすることはありません。大霊という「唯一神」のみが霊界の宗教の信仰対象であり、それ以外に信仰対象は存在しません。

 

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「イエスを崇拝の対象とするのは間違いです。崇拝の念は大霊に捧げるべきであって、大霊の使者に捧げるべきではありません」

 

    シルバーバーチの教え(上) スピリチュアリズム普及会 p138

 

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霊界の宗教は、霊である「神」大と同時に神が造った「摂理(法則)」を信仰の対象にしています。「神」と「神の摂理」が霊界人にとって信仰対象なっています。神は厳格な摂理を通して霊界と地上界を支配し維持しています。その摂理によって”神の愛”は平等・公平に全ての人間や生命体に行き渡ようになっているのです。霊界人にとって絶対服従すべき信仰対象は「大霊(神)」とその「摂理」であり、それ以外に存在しません。

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「私たちが忠誠を尽くすのは、一つの教義ではなく、一冊の書物でもなく、一つの建造物でもなく、生命の大霊とその永遠なる摂理です。」

 

  シルバーバーチの教え」(上) (スピリチュアルリズム普及会) p41

 

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*霊界における宗教の信仰対象は「唯一神(大霊)」だけですが、それに関してシルバーバーチは次のような興味深い話をしています。

「私自身、そういう考えに到達するまでには、ずいぶん長い年月が要りました。それというのも、地上時代の私は多くの神を崇拝の対象としていたからです。その考えを改めて、この宇宙には”唯一・絶対の大霊”が存在し、それが果てしない全大宇宙のあらゆる生命現象をコントロールする”永遠・普遍の摂理”として顕現しているという考え否応なしに認めざるをえなくなつたのです。

 

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7.「シルバーバーチの霊訓」の画期的な「人生観」と「価値観」

 

従来の宗教の「人生観」・「価値観」

 

人生観に最も大きな影響を及ぼすものは、何と言っても宗教です。宗教を信じてる人間は、人生に関するすべての事柄を宗教の教えを中心として考えを判断します。多くの宗教では、死後の霊魂の存在を説き、地上人生が全てではないとしています。この世(地上世界)で物欲に駆られて悪事を働いたり他人を苦しめたりすると、あの世(死後の世界)でそれが罰として返ってきて苦しむことになると教えてきました。反対に、この世で他人を助けたり物欲にとらわれない人生を送れば、死後は幸福になれるとしてきました。大半の宗教では、物欲に翻弄された生き方は良しとせず、「物質的価値観」を否定してきたのです。

しかし、現実には、唯物的価値観に染まることなく人生を送っているのは、出家者や修道者などごくわずかな人間しかいません。理屈の上では物欲にとらわれてはいけないことを知りつつも、現実には信者の多くはこの世の人間と何も変わらない”物欲追求”の人生を送っています。それどころか、率先して宗教的生き方を示さなければならない宗教組織自体が、醜い物欲を露わにして”金銭追求”に奔走しているのが実態です。

 

大半の宗教では、表向きは「物欲を否定して人助けのために歩まなければならない」と言いますが。実際には自分たちの宗教組織の権力の拡大を常に最優先してきました

宗教の建て前(教え)と現実の間には、大きなギャップがあるのですその最大の原因は、「死後の世界(霊界)についての正しい霊的知識がない」という点にあります。

死後の世界がどのような所なのか、その実情が分からなかったために地上での生き方を霊的観点から考えることができませんでした。「霊的無知」ゆえに「物質的価値観」に流されるようになり、物欲追求への傾斜を押しとどめることができなかつたのです。

 

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洗脳ではなく「理性」に訴えるスピリチュアリズム

 

スピリチュアリズムには洗脳的要素は全くありません。常に「理性」に訴え、本人の自発的な受け入れを基本としています。自らの理性に照らし、他の考えと比較吟味し、時間をかけてじっくりと考えるように勧めます。スピリチュアルリズムの布教(伝道)は、「自ら求めてきた人間に真理を手渡す」という形で進められます。そこには洗脳によって教団に誘い込むといった要素は一切ありません。スピリチュアルリズムの布教は、この世の宗教とは根本的に異なっており、洗脳とは無縁なのです。

 

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シルバーバーチは、スピリチュアリズムが一人一人の「理性」による判断に基づいて進められる運動であることを、次のように述べています。

 

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私が申し上げることを全部受け入れる必要はないのですよ。あなたの理性を使って、私の言うこと、あなたがお聞きになっていることを吟味なさって、私に挑戦してください。もし理性が納得しないものがあれば、どうぞ拒否してください。」

 

 スピリチュアリズムによる霊性進化の道しるべ」(スピリチュアル普及会)p60

 

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理屈を言ってはいけません。ただ信じればよいのです」ーー私はそんなことは申しません反対に「神が与えてくださったもの(知的思考力・理性)を存分に使って私を試してください。しっかり吟味してください。そして、もしも私の言うことに卑劣なこと、酷いこと、道徳に反することがあれば、どうぞ否定してください」と申し上げます。」

 

      シルバーバーチの教え(上)(スピリチュアリズム普及会)p45

 

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 このようにシルバーバーチは、スピリチュアリズムはどこまでも本人の「理性」に基ずく自己判断によって進められるべきものであることを明らかにしています。スピリチュアルリズムの布教は、洗脳とは無縁であり、この世の宗教とは正反対のものであることをはっきり示しています。

 

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2.宗教組織による洗脳と。棄教・改宗の難しさ

 

(3)宗教組織による洗脳の目的

  -教団に対する盲信者・狂信者を作り出すこと

 

  宗教組織による洗脳の二つの目的

 

宗教組織(教団)では、二つの目的から”洗脳”を積極的に利用します。洗脳の目的の一つは、できるだけ多くの信者を獲得することです。大半の教団は「自分たちこそが人類を救済する使命を持っている」と主張しており、その目的を達成するためには、一人でも多くの人間を自分たちの教団の信者にしなければなりません。全人類が自分たちの教団の信者になることで、人類の救いが達成されることになるからです。洗脳を上手に利用することによって、時間をかけずに新しい信者を獲得することができるようになります。そのためいずれの教団も、洗脳を最大限に利用しようとします

 

洗脳のもうひとつの目的は、すでに信者となっている人間を教団にとって都合のいい人間に育てることです。「自分たちの教団こそが世界で最も優れており、唯一、世界を救う使命を持っている」という教えを植えつけることです。それによって信者たちを結束させ、組織的な力を高めようとするのです。教団のためなら命を惜しまず働き、人生を捧げてもよいという強力な信者がいてこそ、教団に力がみなぎり、組織は発展するようになります。熱心な信者の数の多さが組織の力となるため、いずれの教団も洗脳を用いて内部の強化をはかります。洗脳によって「自分たちの宗教(教団)だけが正しくて、他の宗教は間違っている」「自分たちこそが神の意図を知り、神の願いを最も忠実に実践している」という教条主義を植えつけて、教団に忠実な盲信者・狂信者をつくり上げようとするのです

 

          スピリチュアリズム普及会 第一公式サイト

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霊的知識を手に入にした者は挫折も失敗も神の計画の一部であると悟らなければいけません。

 

陰と陽、作用と反作用は正反対であると同時に一体不離のもの、いわば硬貨の表と裏のようなものです。

 

表裏一体なのですから、片方は欲しいがもう一方は要らない、というわけにはいかないのです。

 

人間の進化のために、そうした表と裏の体験、成功と挫折の双方を体験するように仕組まれた法則があるのです

 

神性の開発を促すために仕組まれた複雑で入り組んだ法則の一部いわばワンセット(一組)なのです。

 

そうした法則の全て通暁することは人間には不可能です

 

どうしても知りえないことは信仰によって補うほかはありません。

 

盲目的信仰ではなく、知識を土台とした信仰です

 

      シルバーバーチ霊訓1巻 62p 

 

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備考、

盲目的信仰ではなく、知識を土台とした信仰、シルバーバーチは理性に訴えることを非常によく言ってます。

 

                                                                                                            蒼氓。

 

 

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「霊界のレベルとは何か」

 

 

 

 

それを単に知っているだけでなく、これによっていつも霊的に生きているといったレベルのものである。

 

だからこれは「知っている、理解している」といった認識のレベルのものではなく、「そう行動している」といった行動のレべルなのだ。

 

これはひとつレベルの低い認識レベルの「信」に対し自分自身が「信」そのものになっているといっていいだろう。

 

そして、そうなって初めて霊は最上の天国にも入れる。一言でいえば、霊はこのような階段をひとつひとつ登って行くことによって初めて最上の天国に入れる。

 

中には例外的に、死んでいくらもたたないうちにすぐ最上の天国に達する者もないわけではない。しかし、それはあくまで例外でそんな人は人間だったときから天国の胚種を強く持って生きていた人だけなのだ。だから、私に最上の天国にはいれないといって嘆いた多くの死後間もない霊たちは、いってみればあまりに性急すぎる望みを持った者たちだということになる。

 

だが、当然いまのような段階を無事に通過することができれば、最上の天国の門はどの霊にも公平に開かれているわけだ。

 

霊界のそれぞれのレベルの国は「信」だけでなくいろいろな点でレベルに相違がある。しかし、いま私はもっともわかりやすい「信」のレベルで説明してみた。また、いまは「信」のレベルのことだけで見たが、冒頭でいった第一~弟三状態とはどんことなのかもいまの例は教えてくれる。

 

知識を誇った学者のこっけいさの例は「正編」でも簡単に紹介したが、彼らの知識なるものが霊の世界では通用しなくなるのは、それが外面的なものに過ぎないためだ

 

第一状態から第三状態への変化とは、つまり人間(霊)がより内面の本質に従って生きるようになるということにほかならない。

 

そして、その観点からは知識などは、人間がまとう衣服と同じにたんに表面を飾るものでしかないからだ

 

 

  続スウェデンボルグの霊界からの手記  抜粋。 

 

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霊的真理の実践こそが、スピリチュアリストの真価を決定する、  抜粋

 

 

シルバーバーチもインペレーターも行為の重要性を強調します。

 

シルバーバーチは次のように述べています

 

「大切なのは行いです。行為です。つまり各人の毎日の生活そのものです」

 「神を信じない人でも霊格の高い人がおり、信心深い人でも霊格の低い人がおります。霊格の高さは信仰の多寡(たか)で測れるものではありません。行為によって測るべきです」

 

要はその人が生きてきた人生の中身、つまりどれだけ人の為に尽くしたか、内部の神性をどれだけ発揮したかにかかっています。

大切なのはそれだけです。

知識は無いより有った方がましです。が、その人の価値はは毎日をどう生きたかに尽きます

(以上「シルバーバーチの霊訓(3)p71、「シルバーバーチの霊訓」(6)p27

シルバーバーチの霊訓」(4)p140)

 

インペレーターはーー我々は信条にはさしてこだわりません。それよりも我々は行為を重要視します。

何を信じていたかは問いません何を為したかを問います。(中略)言葉より行いに、口先だけの告白よりも普段の業績に目を向けるのです

「我々の説く宗教は、行為と習性の宗教であり・・・

(「霊訓完訳・下」スピリチュアリズム普及会)p40)と言っています。

 

もしスピリチュアリズムに導かれながらも、依然としてスピリチュアリズムを単なる研究に終始していたり、真理は真理、日常生活は、日常生活で別物と考えているならば、霊界の導きを裏切ることになります。いつまでも知識の収集や、無意味な学集会、言葉の遊びや哲学ごっこをしていてはなりません。

私たちの意識が常に「霊的成長と奉仕・伝道」に向けられていないとしたら、スピリチュアリストとは言えないのです。

 

卒直に言って、シルバーバーチを読んでいるといいながら、霊的真理と全く無関係な歩みをしている人を見かけます。この世の人間と同じように、煩悩のままに流され傲慢になり、謙虚さとはほど遠い人がいるのです。内面的な努力をすることさえ忘れてしまっているような、情けない自称スピリチュアリストに出会うこともあります。

 

          スピリチュアリズム・ニューズレター バックナンバー11号抜粋。

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 「霊的真理は単なる知識として記憶しているだけでは、理解したことになりません。

実生活の場で真剣に体験して、はじめてそれを理解するための魂の準備が出来上がります。

 

             シルバーバーチの霊訓(一)p63

 

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「霊的真理は、これを日常生活に活用すれば、不安や悩み、不和、憎しみ、病気、利己主義、うぬぼれ等々追い払い、地上に本物の霊的同胞精神に基ずく平和を確立することでしょう。霊的真理を一つでも多く理解してゆくことが、あなた方の魂と霊的身体を霊界からのエネルギーを受けやすい体質にしてゆきます。」

 

 

             シルバーバーチの霊訓(一)p97

 

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