(バイブレーションとはなにか)
生命のあるところには必ず運動があり、リズムがあり、鼓動があり、バイブレーションがあります。生命は活動せずにはいられないものです。静止したり惰性的になったりするものではありません。生命には常に運動が付随します。その運動を理解し、その意味を理解するには、まずその定義から始めなければなりません。
私がバイブレーションという時、
それはエネルギーの波動の形で顕現している生命のことで、無数の生命形態ないしは現象の一つを指しています。存在するものはすべて振動し、何かを放射し、活動しています。私たちがこうして地上へ働きかけることができるのもバイブレーションのおかげです。
私たちはふつう物的感覚の領域を超えたバイブレーションの世界で生活しております。言わばオクターブの高い世界です。霊的エネルギー、霊的パワー、霊的現象はことごとく
物質より感度の高い、微妙なバイブレーションから成り立っております。
地上のように物質に浸りきり包み込まれている世界と交信するためには、次の二つのうちどちらかの方法を取らなければなりません。
すなわち、人間の側がその低いバイブレーションを高めてくれるか、それとも私たち霊の側がその高いバイブレーションを下げるかのどちらかです。
両方が歩み寄れば・・・・誰しもそうお考えになるでしょう。
ところが、どうしてどうして、なかなかそううまくは行かないのです。
いつも私たちの方が遠路はるばる下りて来なければなりません。
地上世界からの援助は多くを望めないのです。
この霊媒(モーリス・バーパネル)を使ってしゃべるために私は私の本来のバイブレーションを下げております。
その状態から脱け出て私の本来の界へ戻る時は、その界に合った意識を取り戻すためにバイブレーションを加速しなければなりません。
こうしたことは全てバイブレーションの操作によって行われるわけです。それを簡単に説明するにはバイブレーションという用語しか見当りません。
それにしても、長いあいだ霊的な分野のことにはいっさい耳を貸さず目を瞑ってきた科学者が、今になって物質の世界の謎を解くカギはバイブレーションにあるという認識をもち始めたことは興味ぶかいことです。
『シルバー・バーチの霊訓(3)』(近藤千雄訳)
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参考、
すべての物質は、固有の振動数を持つ。 マックス・プランク
ドイツの物理学者 量子論の創始者の一人 量子論の父 ノーベル物理学賞受賞者 1858〜1947