(すべての悩みや取り越し苦労は一時的なものにすぎない)
人間は物質の中に埋もれた生活をしているために、バイブレーションが低くなっております。
朝目を覚まし、まだ意識が完全に働かないうちから、あれやこれやと煩わしいことや心配ごとの波に呑み込まれていきます。
大きい悩み、小さい悩み、真実の悩み、取り越し苦労に過ぎぬもの、等々いろいろあります。
いずれにせよ全ては一時的なものにすぎないのですが、そういうものに心を奪われてしまうと、背後霊が働いてくれている事実を忘れ、あなた方の思考の流れの中から霊的要素が閉め出され、霊的流入を遮断する一種の壁をこしらえてしまいます。
『シルバー・バーチの霊訓 (12)』(近藤千雄訳編)
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心配・不安・恐怖 (明日のことを思い煩うな)
(霊界の先祖や肉親から守られるために)
あなたが愛し、あなたを愛してくれた人々は、決してあなたを見捨てることはありません。いわば愛情の届く距離を半径とした円の範囲内で常にあなたを見守っています。
時には近くもなり、時には遠くもなりましょう。が決して去ってしまうことはありません。
その人たちの念があなたがたを動かしています。
必要な時は強く作用することもありますが、反対にあなたがたが恐怖や悩み、心配等の念で壁をこしらえてしまい、外部から近づけなくしていることがあります。
悲しみに涙を流せば、その涙が霊まで遠く流してしまいます。
穏やかな心、やすらかな気持、希望と信念と自信に満ちた明るい雰囲気に包まれている時は、そこにきっと多くの霊が寄ってまいります。
私たち霊界の者は出来るだけ人間との接触を求めて近づこうとするのですが、どれだけ接近できるかは、その人間の雰囲気、成長の度合、進化の程度にかかっています。
霊的なものに一切反応しない人間とは接触できません。
霊的自覚、悟り、ないしは霊的活気のある人とはすぐに接触がとれ、一体関係が保てます。
そういう人はスビリチェアリストばかりとは限りません。
知識としてスピリチュアリズムのことを知らなくても、
霊的なことを理解できる人であればそれでいいのです。
宗教の違い、民族の違い、主義主張の違い、そんなものはどうでもよろしい。
冷静で、穏やかで、明るい心を保つことです。
それが霊界の愛する人々、先祖霊、高級霊からの援助を得る唯一の道です。
恐れ、悩み、心配、こうした念がいちばんいけません。
『古代霊は語る』
(近藤千雄訳編)