その知識は悟りにあらず
あなた方は、せめて一日の内に1時間でもいいですから、時間を決めて、瞑想をしてください。 せめて一日に1時間でも高い状態にいることができるのか、 あるいは10分でも、14、15分でもいいし、あなた方はその波動を 高める時間は、いくらでもあるのです。
「わたしは、忙しくて、瞑想する時間がないのです。」と、低い状態を 思う時間はあるのに、自分の波動を高める時間がないということは、 嘘になりますね。
瞑想ということは、その意識を高めるということなのです。
その瞑想というものは何かと言いますと、
この念仏というものと、 瞑想というものは同じなのです。
仏を念ずることが、念仏なのです。 即ち、神を念ずることが瞑想なのです。
念仏と瞑想とは同じものです。
「親鸞上人」が、その一例です。 皆様方は、日本の有名な「親鸞上人」は、知っていると思います。 親鸞上人は、非常に知識の高い、博識を持っていました。
彼の読んだ書物は、荷馬車の二合分もあったと言われています。
一生懸命、勉強して、本を読みましたが、悟らなかったのです。 「悟らなかった。」
どんなに知識を得ても、悟るものではないということを、 彼は悟ったのです。
最終的になにを選ばれましたか。念仏を選んだのです。 「その知識は悟りにあらず」と言ったのは彼なのです。
知花敏彦
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