122
父なる神の行き方は完全である。生けるキリストを意識する魂は挙げられて、久遠常在の父と渾然一体となる。
123
渾然一体!真理は何と輝くばかりに美しくまた完全であることか、何と単純であることか、しかも又、時間と空間との中に住む者にとっては何と理解の困難なことか。
124
キリストが十字架より挙げられた時に救いの業は成就した、すなわち、全人類が父との一体の中に挙げられたのである。
125
神我は神の子である。このキリストは人類全体を生動させているみ霊であり、神のにすがたに造られた。地上最高の神の被造物であるあなたたちに生命を与えているみ霊である。
126
み霊が肉の体をご自身に着けられたのである、み霊は、久遠なる力の、かの永恒不変の状態の中に完全に住み給いながら、御自身に感官という悪魔を装われたのである。
心身の神癒 : 主、再び語り給う
M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳
霞ケ関書房, 1972