111
すべて重荷を運ぶ人々よ、平安であれ。わたしに聞くがよい、わたしの声はあなたたちを導き、わたしの力はあなたたちを支え、わたしの愛は常にあなたたちの許にとどまるであろう。
112
その時あなたたちの光は世に輝き、世はあなたたちの善き業を見て天にましますあなたたちの父を賛美するであろう。
113
わたしは予言者達の律法を弱めるために来たのではない、わたし自身が律法の成就(22)だからであり、且また、すべてが成就される迄は一点一画といえども律法より逸脱することはないであろう。(23)神の律法はわたしを通して世に顕現されるからである。
114
このことについて深く考えて欲しい。この問題を裡なる意識に上し、そこで沈思熟孝するがよい。
115
裡なるキリストを唯一の案内人とせよ。わたしが来たのはその為であり、あなたたちが今、あなたたち自身を知るようにするためである。
116
あなたたちに対するわたしの愛は極大である。故にわたしの愛をあなたたちの中に生かすがよい。愛は天上と地上とにおける一切の力であるからである。
117
わたしの中に宿り、わたしのために語るのは神のみ霊である。わたしも又あなたたちのために語る。あなたたちがわたしを念じ乍ら求めるものは何であれその通りわたしは父に求める。かくて父はあなたたちがわたしを念じつつ求めるものは何でもあなたたちに与え給うであろう。
118
わたしを念ずることによってあなたたちは神の愛、神の英智、神の力を知り、それがあなたたちとはかけ離れた何か相対的なものとしてではなく、真実の自分である実在としてあなたたち自身の中に宿っていることが解るであろう。
119
わたしを念ずるがよい、そうすればわたしはあなたたちの許に来、あなたたちはわたしを知るであろう。わたしは決して何人からも顔をそむけることはしない。ただ心穏やかにして、わたしを念ずるがよい。
120
人間心でみ霊に何らかの影響を与えることは不可能である。故に常にみ霊に寄りかかるがよい、み霊は一切の力であるからである。神の分霊があなたたちの唯一の実在なのである。
わたしの愛と平安とをあなたたちの許に残し、あなたたちの許に留まらしめる。
ではこれより聖所に入る時間としよう。目をつぶらずにわたしの方を見詰めているがよい。
沈黙
神の平安、愛、英智、癒しが今あなたたちを通して顕現れつつある。
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書記のことば
主が辞し給う時は、誰も体験したことのない妙なる香りが堂に満ち、妙なる音楽と歌とが聞こえた。