16
御自身の中に生命を有ち給う父はその生命を子を通して現わし給うたのである。その故にまた子はその生命、父の御意志を現わすのである。
17
わたしの言葉は生き、かつ強力である、しかしまた蜜よりも甘い。
18
父がわたしに与え給う言葉は、世の人の理解を絶する父の愛の生ける言葉である。その言葉は生ける力である、何故なら父の愛が常に臨在しているからである。
19
あなたたちのうち誰でもみ霊の力を感じ、それを完全に、認識し得た上えでそのみ霊によって語るならば、その語る言葉には力がある。天上天下におけるあらゆる力がわたしには与えられているのである。
20
父の光より身をを隠しおおせている被造物といっては何一つ存在しない、すべては父の目には裸であり、むきだしである。
21
わたしの言葉は天より来るもの、神の豊かなる富と英智とを注ぐ、唯一無二の神霊より天啓である。
22
あなたたちが天啓(インスピレーション)を受けるのもこれらの言葉を通してである、なぜなら、わたしの言葉は天からのもの、内なるより高き意識、即、かの外なるものの決して触れることなき境城からのものだからである。しかしその境城は内なるものを通すして外に自己自身を表現することができ、その時、外なるものは内なるものと同一となる。
23
これらの言葉はあなたたちの為に録音され筆記されつつある、従ってあなたたちは静かな時間にそれを吸収し、それについて瞑想し、その事によってそれを自分のものとすることができる。そうしてそてらを肉体の感官を超えて高めることによって,今迄に持ったこともない力と悟りとを得ることができるのである。
24
天啓はすべての人々に可能である。今の今でさえあなたたちは、わたしの言葉を通して生命のもろもろの神秘が悟れるように天啓(インスピレーション)を受けつつあるのである。
25
故にわたしの言葉は、あなたたちが自分の中に秘められている偉大かつ栄光に輝く真理を学ぶ手段となる。
心身の神癒 : 主、再び語り給う
M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳
霞ケ関書房, 1972