27
わたしが明白に悟ったのは実にこのことだったのである。わたしはみ霊から語り、そうすることによって一切のものに生命を注ぎ込んだのである。あなたたちがわたしと偕に考え、わたしと偕に感ずるならば、わたしの云わんとすることが了解されよう。
28
生命、この唯一の『生ける臨在』こそ神御自身、全能なる者、あなたたちの中心にまします全能者である事を、あなたたちがハッキリ悟った時、その悟りにつれて、あなたたちの意識は裡なる意識を自覚するようになる。意識はみ霊があらゆる界層に御自身を表現する手段である。
29
意識が生命を『自覚』するようになると、生命はあらゆるものの従僕であるからその自覚に応じて現れる。意識は神霊の力を悟ることによって展開して行く。そのとき意識は、意識自身の自覚しているものを啓示しかつ示現する。
30
それではみ霊の力を自分の胸(ハート)の中で感ずるがよい。悉皆への主権を与えられている神我力に、自分自身の意識の中で、それに気付き、それを実感するがよい。天上天下におけるあらゆる力がわたしには与えられているのである。
31
このようにして神我はあなたたちの中にもまた君臨するであろう、なぜならば、神我は父なる神のみ胸に休息らう一人子だからである。
心身の神癒 : 主、再び語り給う
M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳
霞ケ関書房, 1972
悉皆=あらゆるもの
**************************************
28
生命、この唯一の『生ける臨在』こそ神御自身、全能なる者、あなたたちの中心にまします全能者である事を、あなたたちがハッキリ悟った時、その悟りにつれて、あなたたちの意識は裡なる意識を自覚するようになる。意識はみ霊があらゆる界層に御自身を表現する手段である。
読み返して
奇跡の言葉というほかに言葉がみつからないです、思わず涙が流れる。
蒼氓。
***************************************
臨在(りんざい)
神がそこにいること。キリストが信じる者の心に霊として存在していること。 神の、御子の、そこにいることを感じることです。
りん‐ざい【臨在】 〘名〙 キリスト教で、見えない神がそこに存在すること。また、人の行為を通して、神がはたらきかけたこと。