第六話
吾を死より挙げ給いし父のみ霊汝等の中に住み給う
1
わたしを『死』より挙げ給もた父なる神のみ霊があなたたちの中に宿ってい給う。
2
この言葉の重大性が多分あなたたちにはよくは解っていないであろう。しかしそれは全く同一のみ霊が多の中に顕現し、多は一(なるみ霊)の中に存在しているのである。
3
わたしがわたし自身の生命の中に完全に観たのはこの巨大なる力であった。それに気づくことによってわたしは、わたしの中に宿り給う父なる神のみ霊の力を用いることができるのである。わたしを死者から挙げ給うたこの父のみ霊があなたたちの中にも又ましますのである。
4
あなたたちの肉体感覚が不調、苦痛、死を示したら、自分の中に留どまり給う父のみ霊を思い出すがよい。
5
(吾神なり)という力の言葉によってそれ(父のみ霊)を喚び起こしてみ霊を顕現させるがよい。『吾、神なり』という言葉の意味があなたたちに十分に理解されているであろうか。
心身の神癒 : 主、再び語り給う
M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳
霞ケ関書房, 1972