真理との邂逅 高級霊のメッセージ    無限なる愛と無限なる叡智をあなたへ

永遠の愛の奇跡の言葉をあなたへ。親愛なる友よ、静穏の中、心奥の心の声で【霊読】御読みください。わたしが今あなたたちにしているこの話はあなたたちの心をあらゆる生命の本源に一層近づけつつあるのである。 十二話70   人は幾度も幾度も人によって傷つけられ、自分自身の愚行によって十字架につけられて始めて彼は、神の分霊を通してすべてのものが「大いなる一体」であることに開眼する。十四 話 34  

わたし自身は何らかの主張をする者ではない。わたしは神の息子ら娘らに対し、真理に耳を傾けよ、と叫ぶ荒野の中の声にすぎない。そのためにこそわたしは生まれた、と聞かされている。

 

 

 

訳者はしがき

 

 

本書の原題は『貴下が行使し得る高次の力』であるが、邦訳書名を『神癒原理』とした。

 

著者は、ヒマラヤ山脈の彼方で大師より直々に教えられた「神癒の原理」を、僅か140頁半の小型本の中に圧縮して伝えておられる。したがつてその叙述は簡潔・直〇にして冗漫に流れず、それだけにその含蓄には奥深いものが窺える(文中のくり返しは「原理」を読者の意識の深層にインプットためである)。

そのすべてを日本語に移すのは、非力の訳者にとっては至難の業に近い。あえてその業に挑むのも、「神癒原理」の普及にいささかなりともお役に立てれば、との願いに発する。なお、随所に注解を試みたのもまたこの願いの一つに外ならない。読者諸賢のご了解を乞う次第である。

辛抱強く訳稿の完成を待って下さり、今回もまた一方ならぬお世話をいただいた出帆新社社長・加部紘一氏に深く感謝いたします。                                       

 

 

1998年弥生

 

 

 

                                訳者識す

 

 

 

 

 

 

 

 

序言

 

わたしはこの教えを世界に伝える使者であることに大いなる名誉を覚える。しかし、だからといって、何らかの特権を主張したり、わたしが同胞たちと何らかの異なる得質を持っていると強弁するわけでわない。

多年にわたり、わたしは真摯なる働き手であり、「内なる教え」の一学徒であり、世界のいたるところで病者を癒し、わたしの知るところとなった教えを授け、非常に大きな成功を収めてきた。このことは全部が全部わたしの手柄というのではない。この試 【訳注:大師の弟子としての特定の地位】の年月中、わたしはずっと霊助と霊導とを受けてきていることを知っているからである。

 

 

或る不思議な訪問者がわたしに現れたその夜、はじめてわたしは自分の本来の使命が何であるかを知った。

 

彼はこう語った、「わたしは長い間君と共にいたが、君はそれ気ずかなかった。しかし今やわたし自身を君に知らせる時がきた。君をヒマラヤに導いて行こう。そこで君の真の使命のための教えを授けよう。呼ばれる者は多いが選ばれる者は少ない。君はすべてを放棄してわたしに従う用意ができているかな?恐れてはならぬ、【君が伝える真理にー補訳】世界が歓ぶからである。君から伝えることになる教えが人々の心から混乱を取り去るからである。しかも君に聴聞する人々はわたしの民なのだ。わたしは君の側についており、君の力を衰えさせはしない。なぜなら、神はおんみずからが選び給う者を支え給うからである」。

そう言うと彼は来たときと同じように静かに去って行った。

 

その時以来私は一歩一歩チベットのあの大ヒマラヤ山脈へと導かれ、雄大なる、雪を纏 った山々の秘められた奥所、大気はあくまで透明、波動はあくまで清純にして、天は地に開けている所、地は天と一つとなっている栄光輝く状態の中で、わたしのなすべきこと、行くべき所を教えられた。滞在中わたしは、あまりにも驚嘆にみち、言語の到底尽し得ぬ霊的現象を目撃したのである。その詳細ーーわたしが見聞したこと、幾つもの旅や経験、最も近づき難い大チベットヒマラヤ山脈に至る途中の写真ーーを本の形でいずれ世に提供するつもりである【訳注】わたしはまた大師方との日々の出会いのあの歓びと法悦とを明らかにしようーー大師方の愛と同情と飾り気のなさは、この方々の強大なる力の秘密である。なぜならば、愛は神であり、神は愛であるからである。【さらにまたー補訳】「神は世をいたく愛し給うが故に、神は聴く者をして久遠の不死を得せしめんがために、一人子を世に使わし給うた」【訳注:新約聖書ヨハネ伝三章十六節】からである。

 

魂の用意ができたときに師は現れる。用意のできている者は、大師のみ声を聞き、すべての国は一つの国、すべての国民、は一つの国民、すべての生命は一つの生命、一本の樹は多くの枝を拡げるものの、「すべての枝は同じ生命を宿し、多即一、一即多」と宣言しておられることを知るであろう。

わたし自身は何らかの主張をする者ではない。わたしは神の息子ら娘らに対し、真理に耳を傾けよ、と叫ぶ荒野の中の声にすぎない。そのためにこそわたしは生まれた、と聞かされている。

 

 

愛と平安貴下にあれ。

   M・マクドナルド・ベイン

 

 

訳注 二冊の書として出版された。邦訳の書名は『解脱の真理』(霞が関書房)    『キリストのヨーガ』(出帆新社

 

 

 

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