116
わたしは世の光である。わたしに従う者は決して闇の中を歩むことがない。彼は命の光りを享け楽しむであろう。
117
かつてパリサイ人たちは(わたしに)云った、「あなたは自分で自分を証しようとしてしている。あなたの証拠は無効だ」と。それは今でもことではないか。
118
わたしは彼らに答えた、「わたしは自分自身を証ししてはいるが、わたしの出した証拠は有効である。何故ならわたしは自分の出て来た根源また行く先を知っているが、あなたたちはそれを知らない。あなたたちは外側で判断するが、わたしは何人をも裁かない。裁いてもわたしの裁きは正しい。なぜならわたしは一人ではないからである。わたしとわたしを造り給うた父なる神がおられるからである。」
平安と愛あなたたちと偕に在れ
おお、愛なる久遠の父よ、われら貴人の臨在の中にありて悦び限り無し。われらは貴人
が常にわれらと偕に在り、われらまた貴人より離るること能わざるを知る。われら貴人
の命と愛とを顕現しつつあり。貴人は、来るべきことに人々を備えさせんがために吾を
この世に送り給いぬ。しかして彼等貴人の天使となり、貴人の愛を又他の者に伝えん。
これぞ生命の悦び。この悦び恒に又恒にわが悦びなるが如く、その如くに彼等のものと
ならんことを。朝に昼に夕にそが彼等の合言葉となり、かくて常に平安に在らんこと
を。よしや無智の暗貴人の臨在の光を昏まさんとも、彼等を助け給いて『吾は主なり。
ありとしあらゆるものを統ぶる権能を与えられたり。』ちょう聖なる真理に開眼せしめ
給わんことを。貴人の平安をわれ彼等の許に遺さん、そは貴人の平安こそは久遠なるが
故なり。彼等そを求め、そを見出さん。 アーメン
心身の神癒 : 主、再び語り給う
M.マグドナルド・ベイン著 ; 仲里誠吉訳
霞ケ関書房, 1972