神の美について
『ルーミー詩撰』
メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー
神の美について 1
王侯たちは大地に口づける、
大地は美をもたらすがゆえに。
神がその極上の杯から美をひとしずく、
埃まみれのこの大地に混ぜ合わせたもうがゆえに。
優しき恋人よ、埃まみれの口づけでさえ
百の陶酔をもたらすならば
考えてもみよ、混じりけのない「それ」と
交わるときの歓喜はいかばかりか!
1. 『精神的マスナヴィー』5-372. 共有: 共有
1207年9月30日 - 1273年12月17日 ペルシャ語文学史上最大の神秘主義詩人である。
神秘主義(しんぴしゅぎ、英: mysticism)とは、絶対者(神、最高実在、宇宙の究極的根拠などとされる存在)を、その絶対性のままに人間が自己の内面で直接に体験しようとする立場のことである
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埃(ほこり)