真理との邂逅 高級霊のメッセージ   

  「わたしは生命である」神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり神は生命である。 心身の神癒 第6話6 *****あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現しつつあるのを認めることである。私の中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。

真理は我らの裡に

 

 

真理は我らの

 

 

 

                    『ルーミー詩撰』

 

 

             メヴラーナ ジャラールッディーン・ルーミー

 

 

 

真理は我らのに 1

 

木立は繁り枝には果実あふれ

蔓草は曲線を描いて緑に光り

スーフィは一人、木陰に座す

瞼は閉ざされ、頭は膝の上に

瞑想の海深く沈んで動かない

 

何ゆえに、と、問う者がある

 

何ゆえに目を閉じているのか

慈愛に満ちた神の御しるしを

探し求めていたのではないか

目を開け、汝の周囲を見渡せ

これぞまさしく神の御しるし

 

それなら、と、その人は言う

 

御しるしなら常にここに在る

これ、という形や印も無しに

我が体内の奥深く、心の中に

 

巡る季節を映して梢が揺れる

世の美とは姿や形に宿るもの

次から次へと移り変わるもの

 

唯ひとつ、完璧なる人の胸に

 

永遠に輝ける果樹園を除いて

 

 

 

 

 

 

 

1.『精神的マスナヴィー』4-1358. 初期の神秘主義者ラービア・アル=アダウィーヤの伝説として語られる寓話。ある春の日に、彼女は家の中に引きこもり頭を垂れていた。「外へお出かけになりませんか」、彼女の女召使いが話しかけた。「神の造りたもう美をご覧になってはいかがですか」。ラービアは答えた、「中へ入って、美を造りたもう御方をこそご覧なさい」。

 

 

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参考、

 

  リ・うち 「裏」に同じ。日本では、物の内側、うちの意に用いる。

 

 

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