真理との邂逅 高級霊のメッセージ   

  「わたしは生命である」神の生命がわたしの中で生き給うが故にわたしは生きている。生命は神であり神は生命である。 心身の神癒 第6話6 *****あらゆることのうち最も重大なのは、神のみが生きてい給うのであり、その神が今の今御自身を顕現しつつあるのを認めることである。私の中に常に留まっておられるのは父であり、父が父御自身の業をしていらっしゃるのである。

多くの信者が集まり宗教組織がつくられるようになると、人間の持つ煩悩が当初の純粋さを失わせていくことになります。

 

地上の組織は規模が大きくなると、役割分担に基ずく組織活動が避けられなくなります。それにともない必然的に組織内に上下関係が生じることになります。また組織を維持し布教を推し進めるために多額の資金が必要となり、資金調達がメンバー(信者)にとっての重要な仕事の一つとなるのです。

 

やがていつの間にか自分達の宗教組織を大きくすることが、そのまま地上人類を幸せにする道であると説かれるようになり、メンバーは教団の拡大が"神の意志”であるかのごとく思いこむようになっていきます。そして神の意志/人類救済大義のもとで、教団拡大のために時間とエネルギーの大半を費やすことになります。自分達は特別な役目を担っているとの優越心・特別意識が、信者の活動を支えるのです。こうしたことが、いずれの宗教教団において見られます。

 

しかし地上の宗教につきものの組織拡大の活動は、その宗教の霊的生命を徐々に奪い去っていくことになります。資金調達や布教のための活動、結局は組織自体を衰退に追い込んでいくことになるのです。地上の組織は規模が大きくなればなるほど必ず形骸化し、霊的生命を失い、単なる拘束のための手段に成り下がってしまいます。そして、この世の一般的な組織と同じような権力・金が物を言う世界がつくられることになります。これが大半の宗教がたどってきた共通のパターンです。こうした世俗的な流れに飲み込まれることなく霊的生命を保ち、純粋な信仰を全うしてきた宗教団体は、ほとんどないといっても過言ではありません。純粋な内面的信仰を求めている人々は、そうした宗教組織の中では存在することができなくなっていきます。組織の拡大のために実績をあげることが"信仰の証”として重要視されるようなところでは、霊的成長は片隅においやられていまうからです。「自分の魂を向上させたい!」と切望する人々は、いずれその宗教に魅力を失い、自分の居場所がないといった状況に置かれるようになります。

 

          

       霊的生命を奪い去る地上の宗教組織

 

       スピリチュアリズム普及会   抜粋

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