これに対してシルバーバーチが「難しい質問ですね」と言うと、司会のハンネン・スワッファーが「それは相手によって違いますよ」と口添えする」するとシルバーバーチが改めてこう説いた。
「人それぞれに要求するものが異なることが、まず理解しないといけません。
霊的成長度が一人ひとり異なるからです。ある人は聞かれなくなった声を聞きたい(霊言)と思い、触れられなくなった手をもう一度しっかりと握りしめたい(物質化現象)と思います。今なお愛が続いていることを確認したいのです。そういう人にとっては、自分を愛する人だけが関心の的であり、それはそれなりに、やむを得ないことです。
またい一方には、自分の個人的なことよりも、科学的な関心を寄せる人もいます。宗教的観点から関心をもつ人もいます、哲学的観点から関心をもつ人もいます。まったく関心を見せない人もいます。こうした人それぞれに対応した答えがあります。
私たちの側から申し上げられることは、次のことだけです。
*1*生命は墓の向こうでも続いていて、あなたは個性をもった霊としてずっと存在し続ける。--このことは間違いない事実であり、筋の通ったものであれば、どんな手段を講じてもよいから、わたしたちの言っていることが本当かどうか試されるがよろし。
最終的には、理性ある人間ならばだれしも納得いくはずです。理性を欠いた人間には、つける薬はありません、と」
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地上人類への最高の福音 シルバーバーチの霊訓
9章霊の優位性の自覚にもとずく修養的生活
トニー・オーツセン著 近藤千雄著
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