では、シルバーバーチは、人間に霊的成長をもたらす”善”の行為について具体的にどのような説明をしているのでしょうか。
従来の宗教が行ってきたような、一方的に神にすがり祈りを捧げるといった行為は、決して善(霊的成長を促す生き方)とは言えません。
それどころか悪(霊的成長を阻害する生き方)にさえなりかねません。厳しい肉体行も同じです。低俗な自己満足を引き出すだけで、魂を貶めることになってしまいます。
シルバーバーチは、”善”の内容、すなわち霊的成長を促す「正しい生き方」について明確に述べています。
シルバーバーチが教える霊的成長の実践項目とはーー
「霊優位の生き方(物欲にとらわれない霊主肉従の生き方)」
「利他愛の実践」「苦しみの甘受」の3つです。
この3つの実践こそが、霊的成長を促す”善(正しい生き方)”の具体的な内容と言えます。
それに対して”悪(間違った生き方)”の内容とは、
この3つの実践に反する行為のことです。
すなわち「物欲・肉欲を追求する肉主霊従の行き方」「利己的・自己中心的な生き方」「苦しみを避ける生き方」です。
従来の宗教がしばしば用いてきた”罪”という言葉の真意は、霊的成長に反する行為・霊的成長を阻害する生き方のことに他なりません。”罪”はサタンの誘惑によって生じるものではなく、また原罪があるために発生するものでもありません。
これまで当たり前のように用いられてきた罪という言葉の概念自体が空想であり、人々の心を洗脳するための悪しき思想だったのです。
8.「 シルバーバーチの霊訓」の画期的な「善悪観」
スピリチュアリズム普及会 第一公式サイト 抜粋。
記載許可済。
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