自然の摂理を地上界の現実に照らして判断するのは、基準があまりにお粗末過ぎます。
地上人生は途方もなく巨大な宇宙人生のほんの短い一面に過ぎず、個々の生命は死後も永遠に生きつ続けるのです。
がそれはそれとして、地上の現実を、今おっしゃたような表面的な実情で判断してよいものでしょうか。
心の奥、魂の中枢、精神の内側までのぞき見ることができるものでしょうか。
一人ひとりの内的生活、ひそかに抱いている思い、心配、悩み、苦しみ、痛みがわかるでしょうか 。
わかるのはそのほんの一部でしかありません。
実際は、あらゆる体験が魂に刻み込まれているのです。
楽しみ苦しみ、喜びと悲しみ、健康と病気、晴天と嵐の体験を通して、
霊性は磨かれていくようになっているのです。
崇高な存在との対話 206p
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